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値上がり優勢、投資家心理が強気
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、投資家心理が強気

 
東証グロース市場は2日の米株高や3日の日経平均株価の大幅上昇で投資家心理が強気に傾き、新興市場に買いが波及した。国内の長期金利が下げに転じ、高PER(株価収益率)銘柄が相対的に多い新興株の割高感が和らいだことも追い風となった。
 
市場では「アスアやハートシードなど、直近で上場した新規株式公開(IPO)銘柄の売買が活発となり相場を押し上げている」との声が聞かれた。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数も反発した。終値は前日比5.75ポイント(0.89%)高の650.33だった。
 
グロース市場ではアストロHDやハートシードが上昇した。一方、GENDAやQPS研究所は下落した。
値上がり銘柄数334、値下がり銘柄数209と、値上がりが優勢だった。値上がり銘柄はグロース市場全体の約6割で、一日を通して堅調な値動きだった。ただ、「個人投資家も値動きの軽い大型株に向かった」といい、売買代金は伸び悩んだ。
 
個別ではカヤック、サイバー・バズがストップ高。アスアは一時ストップ高と値を飛ばした。Heartseed、グロースエクスパートナーズ、アンビション DX ホールディングス、ソフトマックス、コラボスなど8銘柄は年初来高値を更新。モダリス、フリー、雨風太陽、ブレインズテクノロジー、ホープが買われた。
 
 一方、ROXX、ナイルが年初来安値を更新。コンヴァノ、データセクション、イタミアート、GMOリサーチ&AI、エムビーエスが売られた。
 
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