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22円高と小反落 半導体関連の一角に利益確定売り
東京株式(前引け)=22円高と小反落 半導体関連の一角に利益確定売り
28日午前の日経平均株価は小幅に反落し、午前終値は前日比22円34銭安の5万0144円76銭だった。
 
前日の米株式市場は感謝祭の祝日で休場だった。やや手掛かり材料難となるなか、日経平均株価は小幅に上昇してスタートしたが上値は重く、買い一巡後はマイナス圏に転じ、午前10時過ぎには一時5万台を割り込む場面があった。前日に上昇した半導体関連銘柄の一角に利益確定目的の売りが出た。
ただ、3月期決算企業の中間配当の支払いに伴う配当再投資の動きも指摘されるなか、鉄鋼や食料品などバリュー株は底堅く推移した
 
27日は感謝祭の祝日で米株式市場が休場だった。同日の欧州株式市場では英FTSE100種総合株価指数やドイツ株価指数(DAX)が小幅に上昇した。日経平均は上昇して始まったが、市場参加者が限られるなか、ほどなく下げに転じた。日経平均は今週に入り前日まで3日続伸し、終値で5万円台を回復。この間の上げ幅は1500円を超えており、利益確定や持ち高調整目的の売りが出やすかった。
 
後場の日経平均株価は、さえない値動きが続きそうだ。手掛かり材料難に加えて週末要因も相まっており、積極的に買い進む展開は想定しにくいか。テクニカル面では、日経平均は昨日段階で25日移動平均線が上値抵抗線として意識され、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もある。一方、28日はブラックフライデーとなり、年末商戦の状況次第では、個人消費の拡大が米国景気の支えになるとして、12月入り後の米国市場の明るい材料につながっていく可能性は残っている。
 
 

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは4.63ポイント(0.14%)高の3373.20だった。TOPIXのバリュー指数は0.27%上昇した。
 
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆214億円、売買高は8億4435万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は419。値上がりは1124、横ばいは65だった。
 
業種別では、陸運業、不動産業、電気機器などが下落した一方で、鉄鋼、パルプ・紙、その他製品、海運業などが上昇した。
 
個別銘柄では、ディスコやキオクシアホールディングス、東京エレクトロン、ファーストリテイリングが安く、フジクラやサンリオが軟調。JX金属やキーエンス、中外製薬が安い。
 
半面、2025年1〜9月期の連結決算の一部概要を前日に発表したアサヒグループホールディングスが上げた。ソフトバンクグループやアドバンテストが高く、三菱重工業や東京電力ホールディングス、任天堂、コナミグループも上昇した。
が上昇。三井E&Sが急伸した。

 
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