82円と反落、一時4万円も参院選前に売り
東京株式(大引け)=82円と反落、一時4万円も参院選前に売り

【大引け概況】
18日の日経平均株価は反落し、終値は前日比82円08銭安の3万9819円11銭だった。
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前日の米株式市場では、NYダウは229ドル高と続伸し、ナスダック指数は最高値を更新した。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場は買い先行となり日経平均株価は4万円台を回復してスタート。寄り付き直後に一時4万87円まで値を上げた。
しかし、買い一巡後は売りに押され、午前10時過ぎ以降はマイナス圏に値を消す展開となった。前日決算を発表し7~9月期の減益見込みを明らかにしたディスコが急落したほか、アドバンテストなど半導体関連株が下落したことが全体相場を押し下げた。後場に入ってからは、3万9800円前後での一進一退が続き、午後1時過ぎには3万9745円まで売られる場面があった。あすからは3連休で20日には参院選があることからポジション調整や利益確定売りが優勢で様子見姿勢も強かった。
一方、ソフトバンクグループ(SBG)は後場に一段高となり、堅調さが目立った。前日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が連日で最高値を更新した。米ハイテク株高が、SBGの運用する投資ファンドの損益にとってプラスになるとの見方から買いが集まった。良品計画やイオンといった消費関連も上昇した。
国内の各メディアからは与党の過半数割れが伝わっており、ある程度は織り込まれていると想定されるが、政治の不安定化が海外投資家に嫌気され、買い越し基調が崩れるのではないかとの警戒感や、米国との関税交渉も難航するのではないかとの懸念も相場の重荷になっている。
一方、トランプ米大統領は非関税障壁として日本の消費税を問題視しているため、与党が敗退すれば、新政権の発足による消費税減税などの対策が実現し、海外投資家から歓迎される可能性もあるとの声も聞かれる。

東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比5.33ポイント(0.19%)安の2834.48だった。JPXプライム150指数も反落し、2.50ポイント(0.20%)安の1237.52で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆45億円、売買高は14億8535万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1037と全体の約6割だった。値上がりは543、横ばいは44だった。
個別銘柄では、7-9月期の業績見通しをネガティブ視されたディスコのほか、三菱重工業、川崎重工業やIHIが安く、サンリオ、ファーストリテイリングが軟調。トヨタ自動車、ホンダ、スズキが下落し、セブン&アイ・ホールディングスが続落。任天堂、三菱商事やソニーグループが値を下げた。ほか、東京製鐵、東洋エンジニア、GMOインターネットなどが値下がり率上位となった。
半面、良品計画が高く、レーザーテックやソフトバンクグループが値を上げた。フジクラ、日立製作所や古河電気工業が堅調。リクルートHD、荏原や日本製鋼所、ゆうちょ銀行が上昇した。ほか、SBIホールディングスが買われ、SBIホールディングスなどへの割当増資を実施するアドバンスクリエイトが急騰、YTL、宮越ホールディングス、ノリタケなどが値上がり率上位となった。

18日の日経平均株価は反落し、終値は前日比82円08銭安の3万9819円11銭だった。
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時間:00:01:38 容量:19.70M ▼音声 VOICEVOX Nemo
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しかし、買い一巡後は売りに押され、午前10時過ぎ以降はマイナス圏に値を消す展開となった。前日決算を発表し7~9月期の減益見込みを明らかにしたディスコが急落したほか、アドバンテストなど半導体関連株が下落したことが全体相場を押し下げた。後場に入ってからは、3万9800円前後での一進一退が続き、午後1時過ぎには3万9745円まで売られる場面があった。あすからは3連休で20日には参院選があることからポジション調整や利益確定売りが優勢で様子見姿勢も強かった。
一方、ソフトバンクグループ(SBG)は後場に一段高となり、堅調さが目立った。前日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が連日で最高値を更新した。米ハイテク株高が、SBGの運用する投資ファンドの損益にとってプラスになるとの見方から買いが集まった。良品計画やイオンといった消費関連も上昇した。
国内の各メディアからは与党の過半数割れが伝わっており、ある程度は織り込まれていると想定されるが、政治の不安定化が海外投資家に嫌気され、買い越し基調が崩れるのではないかとの警戒感や、米国との関税交渉も難航するのではないかとの懸念も相場の重荷になっている。
一方、トランプ米大統領は非関税障壁として日本の消費税を問題視しているため、与党が敗退すれば、新政権の発足による消費税減税などの対策が実現し、海外投資家から歓迎される可能性もあるとの声も聞かれる。

東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比5.33ポイント(0.19%)安の2834.48だった。JPXプライム150指数も反落し、2.50ポイント(0.20%)安の1237.52で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆45億円、売買高は14億8535万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1037と全体の約6割だった。値上がりは543、横ばいは44だった。
個別銘柄では、7-9月期の業績見通しをネガティブ視されたディスコのほか、三菱重工業、川崎重工業やIHIが安く、サンリオ、ファーストリテイリングが軟調。トヨタ自動車、ホンダ、スズキが下落し、セブン&アイ・ホールディングスが続落。任天堂、三菱商事やソニーグループが値を下げた。ほか、東京製鐵、東洋エンジニア、GMOインターネットなどが値下がり率上位となった。
半面、良品計画が高く、レーザーテックやソフトバンクグループが値を上げた。フジクラ、日立製作所や古河電気工業が堅調。リクルートHD、荏原や日本製鋼所、ゆうちょ銀行が上昇した。ほか、SBIホールディングスが買われ、SBIホールディングスなどへの割当増資を実施するアドバンスクリエイトが急騰、YTL、宮越ホールディングス、ノリタケなどが値上がり率上位となった。