93円高と続伸、AI関連に買い
東京株式(前引け)=93円高と続伸、AI関連に買い

17日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比93円52銭高の4万4995円79銭だった。前日に付けた最高値(4万4902円)を上回った。
きょう前場は、朝方はリスク回避の地合いでポジション調整の売りが優勢となり、日経平均は下値を試す展開に。しかし、その後は日経平均寄与度の高い銘柄が買われプラス圏に切り返して前場の取引を終えている。FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を控え、持ち高を軽くする動きが見られたものの下値を売り込む動きには発展していない。
朝方ドル安・円高方向に振れた為替市場も取引時間中に円安方向に押し戻されたことで、ハイテク株の一角などにプラスに作用したもようだ。なお、値下がり銘柄数の多さが目立っており、全体の76%の銘柄が下落している。
成長期待を背景に半導体などAI(人工知能)関連の一角に押し目買いが入り、午前の中ごろから上げに転じた。一時は上げ幅が100円を超え、節目の4万5000円を上回った。日本株は最高値圏で推移しているため、朝方は利益確定売りが先行していた。
前日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が連日で最高値を更新し、国内の関連銘柄にも買いが波及した。出遅れが指摘される東エレクやディスコを中心に買いが入り、指数を支えた。東エレク1銘柄で日経平均を142円ほど押し上げた。
朝方は下落して始まった。前日のNYダウ工業株30種平均など主要株価指数が下落した流れを受け、東京株式市場でも売りが先行した。外国為替市場で前日夕に比べて円高・ドル安が進んだことも輸出関連を中心に重荷となった。下げ幅は一時200円を超えた。
後場の日経平均株価は、方向感に欠ける値動きを想定しておきたい。米国でFOMCの結果発表やFRB議長の記者会見、国内で日銀金融政策決定会合を控えていることから、市場参加者が結果を見極める姿勢を強めており買い控え圧力が予想される。また、日経平均株価は東エレクを筆頭に半導体関連株の上昇寄与が大きく、東証株価指数(TOPIX)はマイナス圏で推移している。前場時点の値下がり銘柄数は75.6%と幅広い銘柄が軟調に推移しており、米国の金融政策に対する不透明感が投資家心理の重しとなっている状況がうかがえよう。

東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは12.80ポイント(0.40%)安の3155.56だった。JPXプライム150指数は反落して前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2491億円、売買高は10億8071万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は347と全体の2割強にとどまった。値下がりは1225、横ばいは47だった。
業種別株価指数(33業種)は電気機器、空運業、小売業などが上昇。下落は電気・ガス業、保険業、非鉄金属など。
個別では売買代金トップとなった東京エレクトロンが大きく上値を伸ばしたほか、売買代金2位のディスコも活況商いで前日の大幅高に続いて上値追い継続。ソニーグループ、TDKやアドバンテストが上げた。KOKUSAI ELECTRICも物色人気。ティラドが急騰、カルビーの上げ足の強さも際立っている。
半面、ソフトバンクグループ(SBG)やファナック、リクルートは下げた。キオクシアホールディングスが軟調、フジクラ、レーザーテックも冴えない。IHIも売りに押された。プロレド・パートナーズが値下がり率トップに売られ、TOKYO BASEも急落。KLabも大きく下値を探った。

17日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比93円52銭高の4万4995円79銭だった。前日に付けた最高値(4万4902円)を上回った。
きょう前場は、朝方はリスク回避の地合いでポジション調整の売りが優勢となり、日経平均は下値を試す展開に。しかし、その後は日経平均寄与度の高い銘柄が買われプラス圏に切り返して前場の取引を終えている。FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を控え、持ち高を軽くする動きが見られたものの下値を売り込む動きには発展していない。
朝方ドル安・円高方向に振れた為替市場も取引時間中に円安方向に押し戻されたことで、ハイテク株の一角などにプラスに作用したもようだ。なお、値下がり銘柄数の多さが目立っており、全体の76%の銘柄が下落している。
成長期待を背景に半導体などAI(人工知能)関連の一角に押し目買いが入り、午前の中ごろから上げに転じた。一時は上げ幅が100円を超え、節目の4万5000円を上回った。日本株は最高値圏で推移しているため、朝方は利益確定売りが先行していた。
前日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が連日で最高値を更新し、国内の関連銘柄にも買いが波及した。出遅れが指摘される東エレクやディスコを中心に買いが入り、指数を支えた。東エレク1銘柄で日経平均を142円ほど押し上げた。
朝方は下落して始まった。前日のNYダウ工業株30種平均など主要株価指数が下落した流れを受け、東京株式市場でも売りが先行した。外国為替市場で前日夕に比べて円高・ドル安が進んだことも輸出関連を中心に重荷となった。下げ幅は一時200円を超えた。
後場の日経平均株価は、方向感に欠ける値動きを想定しておきたい。米国でFOMCの結果発表やFRB議長の記者会見、国内で日銀金融政策決定会合を控えていることから、市場参加者が結果を見極める姿勢を強めており買い控え圧力が予想される。また、日経平均株価は東エレクを筆頭に半導体関連株の上昇寄与が大きく、東証株価指数(TOPIX)はマイナス圏で推移している。前場時点の値下がり銘柄数は75.6%と幅広い銘柄が軟調に推移しており、米国の金融政策に対する不透明感が投資家心理の重しとなっている状況がうかがえよう。

東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは12.80ポイント(0.40%)安の3155.56だった。JPXプライム150指数は反落して前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2491億円、売買高は10億8071万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は347と全体の2割強にとどまった。値下がりは1225、横ばいは47だった。
業種別株価指数(33業種)は電気機器、空運業、小売業などが上昇。下落は電気・ガス業、保険業、非鉄金属など。
個別では売買代金トップとなった東京エレクトロンが大きく上値を伸ばしたほか、売買代金2位のディスコも活況商いで前日の大幅高に続いて上値追い継続。ソニーグループ、TDKやアドバンテストが上げた。KOKUSAI ELECTRICも物色人気。ティラドが急騰、カルビーの上げ足の強さも際立っている。
半面、ソフトバンクグループ(SBG)やファナック、リクルートは下げた。キオクシアホールディングスが軟調、フジクラ、レーザーテックも冴えない。IHIも売りに押された。プロレド・パートナーズが値下がり率トップに売られ、TOKYO BASEも急落。KLabも大きく下値を探った。