続落スタート、米株安が重荷
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【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、米株安が重荷
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1日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比1円87銭安の3万0886円01銭だった。
前日の欧州株市場が全面安に売られたほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに軟調な展開で東京株式市場でも目先利益確定を急ぐ動きが優勢となっている。米国株市場では発表された経済指標がインフレ圧力を示唆する内容であったことから、FRBによる金融引き締めに対する警戒感が買い手控えにつながっている。
前日に日経平均がこれまでの急騰の反動もあって大幅安となったが、きょうも上値の重い展開。中国景気減速に対する懸念や、足もとで為替が円高傾向にあることも見送りムードを助長している。
東証プライム市場の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出する騰落レシオ(25日平均、5月31日時点)は98.88%と「中立」を示す100%を下回った。相場の過熱感が落ち着いたとみた投資家が押し目買いを入れているようだ。
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、トヨタ、ソニーGなど主力株に買いが先行している。三菱商など商社株の上げも目立つ。
一方、アドテストが売られている。ファナック、京セラが安い。