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値上がり優勢、内需依存型の銘柄に買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、内需依存型の銘柄に買い

 
東証グロース市場は日米の金融政策の方向感の違いから円高進行への懸念が根強い中、為替の影響を受けにくいとされる内需依存型の銘柄が多いグロース株に資金が向かった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を日本時間19日未明に控え、持ち高整理の売りに押される場面もあった。
 
18日まで開かれるFOMCで米連邦準備理事会(FRB)は0.5%の大幅な利下げに踏み切るとの観測が広がっている。市場では「大幅な利下げは米国の景況感の悪化も意識されやすい。主力株への売りが新興株に波及する可能性もあり、積極的に持ち高を傾けにくい」と警戒する声があった。
グロース市場の売買代金上位では、騰落率が10%を超えるなど派手に動く銘柄がいくつも見られた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に機関投資家が様子見姿勢を強め、「何があっても日々売買する常連組の個人投資家の動きが目に付きやすくなった」)という。物色に目立った傾向はなかったが、「グロース市場は最近、バイオ関連銘柄がお祭り状態になっている」(同)という。新興企業市場は期待先行の買いが入りやすく、新薬開発に関する適時開示などは格好の材料のようだ。
 
グロースCoreは小幅高。東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比1.30ポイント(0.20%)高の640.19だった。
 
グロース市場では、イントループやLeTechが上昇した。一方、タイミーやモダリスは下落した。
値上がり銘柄数298、値下がり銘柄数254と、値上がりが優勢だった。
 
 個別では、コパ・コーポレーションがストップ高。Liberaware、免疫生物研究所、ノイルイミューン・バイオテック、T.S.I、INTLOOPは一時ストップ高と値を飛ばした。SBIレオスひふみ、モルフォ、サインド、ボードルア、キャンバスなど12銘柄は年初来高値を更新。クオリプス、ビズメイツ、LeTech、yutori、DAIWA CYCLEが買われた。
 
 一方、アミタホールディングス、マイクロ波化学、ジャパンM&Aソリューションが年初来安値を更新。笑美面、tripla、マーキュリー、セルシード、スペースマーケットが売られた。
 
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