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もみ合い展開か。

もみ合い展開か。
22日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、3万156円(前週末比138円高)引け。朝方は、前週末の欧米株高を受け、買いが先行した。前週末までの3営業日続落(合計約450円安)の反動や、時間外取引の米株価指数先物高も支えとなり、上げ幅は一時440円に達した。ただ、一巡後は利益確定売りに伸び悩んだ。
 
先週末の19日が終値でなんとか3万円を上回ったという動きであっただけに、きょう節目を割り込むようだと調整色が強まる展開も想定された。
 
しかし、安値は3万089円までで、上値は重かったものの3万円台での値固めが進んだ。明日は休場で、水曜の24日には米国の2日分の値動きを消化する。23日〜24日にパウエルFRB議長の上下院での議会証言が予定されており、この近辺では米国株の動きが不安定となる可能性があるだろう。
 
祝日(天皇誕生日)明け24日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
米追加経済対策が今週中にも進展する可能性が指摘され、新型コロナワクチン接種による景気回復期待とともに、先高観は根強い。一方、米長期金利の上昇に対する警戒感もくすぶっており、同金利動向を注視する必要がある。現地23−24日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米上下両院で議会証言を行い、金利上昇を抑制する発言をするとの観測もあるが、一段の金利高を予想する向きもある。これにより、株式から債券への資金シフトが進めば、地合い軟化につながるケースも想定される。市場では、「上がれば利益確定売りが出て、下がれば押し目買いが入る構図は変わらない」との声が聞かれた。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
 
31779.63  ボリンジャー:+3σ(13週)
31415.29  ボリンジャー:+3σ(25日)
30818.87  ボリンジャー:+2σ(26週)
30624.91  ボリンジャー:+2σ(25日)
30563.19  ボリンジャー:+2σ(13週)
30209.02  6日移動平均線
 
30156.03  ★日経平均株価22日終値
 
30032.50  均衡表転換線(日足)
29834.54  ボリンジャー:+1σ(25日)
29505.93   新値三本足陰転値
29346.76  ボリンジャー:+1σ(13週)
29172.16  均衡表基準線(日足)
29044.17  25日移動平均線
28689.56  均衡表転換線(週足)
28434.59  ボリンジャー:+1σ(26週)
28253.79  ボリンジャー:-1σ(25日)
28130.32  13週移動平均線
27822.08  均衡表雲上限(日足)
27463.42  ボリンジャー:-2σ(25日)
27311.49  75日移動平均線
26913.89  ボリンジャー:-1σ(13週)
26796.62  均衡表基準線(週足)
26673.05  ボリンジャー:-3σ(25日)
26050.31  26週移動平均線
 
 
5日線やその下を走る25日線、一目均衡表の転換線はいずれも上向きをキープしており、大勢では上昇トレンド継続中のもよう。
ただ、終値は先週末に続いて5日線を下回ったほか、ローソク足は胴体部分の短い陰線を引き、足元の相場では強弱感の対立が窺える。一目均衡表の基準線が16日を起点に横ばいで推移しており、16日高値3万0714.52円をレンジ上限とするボックス相場入りの可能性が意識されよう。
 
 
 
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