米ドル円は一時105.770円まで下落し上値が重い推移
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【為替】米ドル円は一時105.770円まで下落し上値が重い推移
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17日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は105.770円まで下落し、上値の重い展開となった。1月米生産者物価指数(予想:前年比0.9% 結果:前年比1.7%)や1月米小売売上高 (予想:前月比1.1% 結果:前月比5.3%)など米経済指標の結果が予想を大きく上回ったことなどを受け、米ドル円は一時106.200円付近まで上昇するも、その後は米長期金利の上昇が一服したことなどで、米ドル円は買いが続かなかった。
そのほか、米連邦準備理事会(FRB)が1月26日、27日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録などが公表された。内容としては、財政出動やコロナワクチンなどにより、米経済の大幅な回復を期待する一方、当面は緩和的な政策を続ける見通しであるようだ。
特段、これまでパウエル米FRB議長が示してきた慎重姿勢と変わりは無く、米ドル円の反応は限定的であった。
テクニカル的には米ドル円は下方に位置する5日移動平均線(105.615円)付近がサポートとして意識されるか注目したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]