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来週は堅調展開か

来週は堅調展開か
 
 
10日の日経平均は続伸。110円70銭高の2万3850円57銭で取引を終えた。
9日の米国市場では、イランとの対立激化が回避されたことを好感した買いが継続しているほか、中国の劉副首相が13日からワシントンを訪れ、15日に米中貿易交渉の第一段階目の合意について両国が署名する予定が報じられたことも材料視されて上昇しており、この流れを引き継ぐ格好となった。
 
オプションSQに絡んだ商いが差し引きで買い越しだったことも日経平均を押し上げる一因となり、寄り付き直後には一時2万3903円29銭まで上げ幅を広げた。その後は3連休に入るほか、10日の米雇用統計の結果も見極めたいとする手控えムードもあってか、2万3800円を挟んでのこう着が続いた。
 
 
今週は、堅調となった。
米国がイランを攻撃し、中東を巡る軍事的緊張が高まったことから、大発会の日経平均は大幅安。その後は関連報道に振らされる展開となり、大幅な上げと下げを繰り返した。
ただ、米国・イランともに対立激化には否定的な姿勢を示したことや、米国株の史上最高値更新基調が続いたことなどから、週後半にかけては買いの勢いが強まった。
日経平均は週間では約193円の上昇。前週は大納会1日のみで陰線を形成したが、今週は4週ぶりに陽線を形成した。
 
来週は堅調展開か。米中貿易協議に関して、15日に第1段階の合意文書への署名が行われる予定。第2段階の交渉がどうなるかなど不透明な点もあるが、基本的には米中の歩み寄りを好感して楽観ムードが強まると予想する。中東を巡るニュースには引き続き神経質となるだろうが、米国株の堅調が続いていることや、ドル円が円安方向に振れていることなどから、押し目があれば買いが入ると考える。
ファーストリテイリングや安川電機の決算を消化したことで、市場は月後半から本格化する3月決算企業の3Q業績発表を意識し始める。
観測報道や証券会社のリポート、各社の業績進ちょくなどを手掛かりに、個別の選別が進むだろう。乱高下した今週よりは市場も落ち着くと見込まれる中、好材料に対する反応が強めに出ることで、右肩上がりの基調が続くと予想する。
 
チャート上でも急落トレンドから脱却し、日経平均は再び2万4000円台を目指すような流れとなっている。今週は久々に地政学リスクが勃発したが、事態の収拾も案外早く、株、為替、原油など各マーケットは以前の状態に戻りつつある。
 
■テクニカル・ポイント(10日現在)
 
25759.51  ボリンジャー:+3σ(26週)
24709.48  ボリンジャー:+3σ(13週)
24620.06  ボリンジャー:+2σ(26週)
24477.74  ボリンジャー:+3σ(25日)
24262.33  ボリンジャー:+2σ(13週)
24197.35  ボリンジャー:+2σ(25日)
23916.96  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
23850.57  ★日経平均株価10日終値
 
23815.18  ボリンジャー:+1σ(13週)
23636.57  25日移動平均線
23538.73  6日移動平均線
23521.15  均衡表基準線(日足)
23480.62  ボリンジャー:+1σ(26週)
23459.18  均衡表転換線(日足)
23408.92  均衡表転換線(週足)
23368.02  13週移動平均線
23356.18  ボリンジャー:-1σ(25日)
23162.11  均衡表雲上限(日足)
23141.55   新値三本足陰転値
23075.79  ボリンジャー:-2σ(25日)
22960.51  75日移動平均線
22920.87  ボリンジャー:-1σ(13週)
22795.40  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
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