日経ジャスダック平均は3日続落、個人投資家心理が悪化
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【市況】ジャスダック市場(前引け)=日経ジャスダック平均は3日続落、個人投資家心理が悪化
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日経ジャスダック平均は前日比15円28銭安の3791円42銭と3日続落。
中国の感染者数が急増したことが分かったことから、問題収束に時間がかかるとの懸念が再浮上し、日経平均株価は値を下げて推移している。新興市場でも個人投資家マインド低下した。また、来週17日の米国市場がワシントン生誕の日で休場となることも買い手控え要因につながっている。
ワークマンやビジョナリー、リプロセルが下落した。半面、肺炎関連銘柄の一角である中京医薬のほか、マクドナルド、ハーモニックが上昇した。
市場では「景気の先行きや企業業績の行方に対する懸念が拭えない現状では、積極的に買いを手掛けづらい」との声が聞かれている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で337億円、売買高は5452万株。値上がり銘柄数は183、値下がり銘柄数は414となった。
個別では、ルーデン・ホールディングス、地域新聞社、極楽湯ホールディングス、アルファクス・フード・システム、ハーバー研究所など8銘柄が昨年来安値を更新。ラ・アトレ、エヌ・シー・エヌ、協立エアテック、アンドール、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所が売られた。
一方、大谷工業が一時ストップ高と値を飛ばした。日本電技、守谷商会、ウェッジホールディングス、佐藤食品工業、昭和パックスなど10銘柄は昨年来高値を更新。ナガオカ、重松製作所、興研、中京医薬品、太洋物産が買われた。