小幅高、米株高を受け買い戻し
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【市況】東京株式(寄り付き)=小幅高、米株高を受け買い戻し
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7日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比35円53銭高の2万1445円73銭。
前週末4日発表の9月の米雇用統計を受けて同国の雇用情勢に対する警戒感が後退。前週末のNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅高となり、週明けの日本株には米株高を好感した買いが先行している。
注目された9月の米雇用統計は、雇用者数の伸びは市場予測に届かなかったものの、失業率が50年ぶり低水準となり米景気先行きに対する警戒感が後退した。
また平均時給の伸び悩みも確認され、FRBによる追加利下げの可能性も意識されるなか、リスク選好ムードが強まっている。ただ、今週に行われる米中貿易協議の動向などを見極めたいとの思惑もあり、日経平均の上値は重いケースも考えられる。
寄り付き時点で業種別では33業種中、24業種が高く、値上がり上位に海運、保険、証券、その他金融、鉄鋼など。
個別では、ソフトバンクGが高く、ファーストリテは強含み。トヨタ、キーエンス、ファナック、アドバンテス、ソニー、三菱UFJ、みずほFGが小高く、第一生命、東京海上も上昇している。
半面、任天堂が安く、信越化、東エレク、武田が甘く、資生堂、スクエニHD、コロプラが下落。関西電は軟調な値動きとなっている。
テクニカル的には、東急不(3289)、スシロー(3563)、アセンテック(3565)、ヒトコム(4433)、神東塗(4615)、ZHD(4689)、EMシステム(4820)、淀川鋼(5451)、IBJ(6071)、日ピラー(6490)、リオン(6823)、原田工業(6904)、マルカ(7594)、日MDM(7600)、北ガス(9534)、空港ビル(9706)、会うテック(9972)が動兆。