反落スタート、利益確定売りが先行
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【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、利益確定売りが先行
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22日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比72円64銭安の3万0735円71銭。その後、下げ幅は100円を超える場面があった。
東証株価指数(TOPIX)は、3.42ポイント安の2158.27で始まった。
前週末の欧州株市場はほぼ全面高に買われたが、米国株市場ではNYダウが朝高後に値を崩し3日ぶりに反落、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も軟調だった。債務上限問題を巡りデフォルト懸念が再び意識され、全体相場の上値を押さえた。
東京株式市場では日経平均が前週末まで7日続伸し、この間に1600円を超える上昇を示しているだけに、目先スピード警戒感からの売りも出やすいタイミングにある。米株安を受け利益確定売りを誘発しているが、下値では買い需要が旺盛で押し目は限定的となる可能性があるだろう。
内閣府が22日朝方に発表した3月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比3.9%減と、QUICKがまとめた民間予測の中央値(0.8%増)を大幅に下回った。ファナックが小安いほか、安川電も下落している。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
個別では、ファストリ、リクルート、ルネサスが安い。一方、アドテスト、東京海上、味の素が高い。