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5日ぶり小反落、米ハイテク株安受け
【市況】東京株式(寄り付き)=5日ぶり小反落、米ハイテク株安受け
【寄り付き概況】


9日午前の日経平均株価は、前営業日比12円40銭安の2万8236円84銭で始まった。

前日の米国株市場ではNYダウが小幅続伸する一方、ナスダック総合株価指数は小幅続落となるなど主要株価指数のちぐはぐな値動きが続いている。前日は半導体関連株に売りが目立ち、全体指数に下げ圧力を与えている。

主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.6%下落した。米エヌビディアが業績を大幅に下方修正したのが嫌気され、ハイテク株を中心に売りが出た。
国内でも東エレクが発表した2022年4〜6月期の連結決算は純利益が減少しており、半導体関連銘柄に売りが先行している。

日経平均は8日に約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。足元の相場の戻りを受けて、いったん利益確定売りや戻り待ちの売りを出す投資家が多くなっている。

前日の取引終了後に22年4〜6月期の連結決算を発表し3兆円超の最終赤字を計上したソフトバンクグループ(SBG)は安く推移しており、指数を押し下げている。

また、10日に発表を控える7月の米消費者物価指数(CPI)は、インフレのピークアウトを示唆する内容になるとの観測が広がっている。ニューヨーク連銀が8日に発表した7月の月次調査では、消費者の1年先と3年先の期待インフレ率が前回調査から低下した。インフレ抑制策として米国が進める積極的な金融引き締めの減速が意識され、東京市場で株価の支えとなっている。

東証株価指数(TOPIX)は一進一退となっている。


個別では、ヤマトHDやソニーG、アドテストが安い。SUMCOや三菱UFJ、トヨタが売られている。一方、INPEXやエムスリー、東急が上昇。花王やサイバーが買われている。
 
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