買いやすい地合いか
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買いやすい地合いか |
きょう(18日)の東京株式市場は後場に入って急速に強気優勢に傾き、日経平均株価は前営業日比652円高の2万6791円と大幅続伸した。一気に2万7000円台も視界に入れる水準に浮上してきた。
前場の取引終了後は、ある種異様なムードが漂っていた。日銀の金融政策決定会合の結果公表を、文字通り固唾を呑んで見守る格好となったわけだが、ヘッドラインに「現状維持」のワードが躍るか躍らないかの段階で株式市場と外国為替市場に激流が発生、日経平均先物は一時800円近い急騰で2万6900円台まで値を飛ばした。
ドル円相場は爆発的なドル買い円売りで一時1ドル=128円台半ばから131円台半ばまで3円あまりに及ぶ円の急落となり、この瞬間は歓喜と悲鳴が入り交じったような状況となった。
昨年12月に生じた日銀ショック安を修正する動きが一気に強まった。もっとも、当時の株価(2万7200円辺り)にはまだ距離があり、長期金利が当時より上昇している分はやはりゲタが外される格好となっている。
日本は決算発表の集中期でもあり、よほどタカ派的な内容とならない限りは、日本株を強く売る材料にはならないと思われる。昨年12月20日から約1カ月間は日銀のせいで日本株の買いづらさが強く意識されたが、ここから1カ月くらいは日銀のおかげで日本株を買いやすい地合いになると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
27843.36 均衡表雲上限(日足)
27738.76 均衡表雲上限(週足)
27422.37 均衡表基準線(週足)
27418.83 26週移動平均線
27335.80 ボリンジャー:+1σ(25日)
27251.64 200日移動平均線
27167.04 13週移動平均線
27152.55 75日移動平均線
27082.09 均衡表転換線(週足)
27062.13 均衡表雲下限(日足)
26928.79 均衡表基準線(日足)
26791.12 ★日経平均株価18日終値
26745.37 均衡表雲下限(週足)
26612.23 25日移動平均線
26569.37 ボリンジャー:-1σ(26週)
26348.41 ボリンジャー:-1σ(13週)
26294.58 6日移動平均線
26268.15 均衡表転換線(日足)
26093.67 新値三本足陰転値
25888.66 ボリンジャー:-1σ(25日)
25719.91 ボリンジャー:-2σ(26週)
25529.79 ボリンジャー:-2σ(13週)
25165.08 ボリンジャー:-2σ(25日)
24870.46 ボリンジャー:-3σ(26週)
24711.16 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足は上下ともにヒゲの短い大陽線を引き、終値は昨年12月15日以来およそ1カ月ぶりに25日移動平均線を突破した。株価下方では5日線が上向きに転換。一目均衡表では三役逆転が継続中ではあるが、転換線が上向いて上昇圧力の回復を窺わせた。昨年11月24日高値から今年1月4日安値までの3分の1戻し26608.69円をクリアしたが、25日線は急角度で下降を続けているだけに、下落リスク再燃に対する警戒感も引き続き必要となろう。