下値を試しそう、米ドル円。
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【為替】下値を試しそう、米ドル円。
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9日の欧米為替市場は、米ドル円の上値が重かった。
昨夜はNYダウが続伸し、金融市場のリスク回避姿勢は後退したように見えたが、米ドル円は106円台前半で低調。
終値は106.080円だったが、それまでに安値105.885円へ下落する場面もあった。
米ドル円の上値が重かった理由に、昨夜伝わったトランプ米大統領の利下げに言及した発言が挙げられる。
詳しくは「FRBによる金利がドル高を維持させ、米国の製造業の競争を阻害している」というもので、これにより米利下げ観測が高まり米ドル円は買い控えられたというわけだ。
さて、本日の米ドル円も低調に推移すると予想する。
というのも先程、米企業がファーウェイとの取引を再開するための認可を先送りにするという、米中の対立の激化を懸念させる報道が伝わったからだ。
下落の目処としては、昨日の安値105.490円近辺を想定しておきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]