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続伸展開か。
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【オープニングコメント】 続伸展開か。 |
日経平均株価の予想レンジは、2万3300円-2万3500円。
8日のNYダウ工業株30種平均は前日比6ドル高の2万7681ドルで終え、小幅に続伸し連日で過去最高値を更新した。米中貿易協議の合意期待から、前週末の米主要株価指数が過去最高値を更新した。
投資家のリスク選好姿勢が強いうえ、企業業績が改善するとの見方も引き続き日本株相場の支えとなり、自動車やハイテクなど景気敏感株への買いが優勢になるとみられる。前週末の取引時間中の高値（2万3591円）近辺が上値のめどとなりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、８日の大阪取引所終値比90円高の2万3470円だった。
外国為替市場で円安基調が続いていることも好材料だろう。直近の円相場は1ドル=109円台前半で推移している。9月の日銀の全国企業短期経済観測調査（短観）における2019年度の大企業・製造業の想定レート（1ドル=108円68銭）に比べると円安水準で、輸出企業の業績悪化懸念を後退させる要因となるだろう。
取引開始前に内閣府が発表する9月の機械受注統計の受注額（船舶・電力除く民需、季節調整済み）で、QUICKがまとめた市場予想の中央値は前月比0.7%増となっている。8月は同2.4%減だったが、市場予想通り受注の改善が確認できれば、投資家心理を上向かせそうだ。
11日はこのほか、10月30～31日開催分の日銀金融政策決定会合の主な意見や、内閣府による10月の景気ウオッチャー調査が公表される予定。海外はベテランズ・デーの祝日で米国では債券・為替市場が休場となるが、株式市場と商品市場は通常取引となる。
【好材料銘柄】
■日特建設 <1929>
上期経常は一転68％増益で上振れ着地。
■新日本科学 <2395>
今期経常を一転24％増益に上方修正・最高益更新へ。
■ジャパンベストレスキューシステム <2453>
今期経常は7％増で5期連続最高益、1円増配へ。
■ナフコ <2790>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株に応じて1000円～5000円分のギフト券を贈呈する。上期経常は11％増益で着地。
■パルマ <3461>
今期経常は9％増で7期連続最高益、4円増配へ。また、株主優待制度を変更。現行は100株以上保有株主に一律1000円分のクオカードを贈呈しているが、新制度では100株以上900株以下保有でクオカード1000円分、1000株以上保有で同1万円分の贈呈とする。
■ブレインパッド <3655>
7-9月期(1Q)経常は50％増益で着地。
■デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916>
7-9月期(1Q)経常は58％増益で着地。
■光ビジネスフォーム <3948>
1-9月期(3Q累計)経常は70％増益・通期計画を超過。
■ＥｄｕＬａｂ <4427>
今期経常は32％増で5期連続最高益更新へ。
■マイスターエンジニアリング <4695>
ＭＥホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株940円で8日終値を16.9％上回る水準。買い付け期間は11月11日から12月20日まで。
■ケミプロ化成 <4960>
上期経常は4倍増益で上振れ着地。
■那須電機鉄工 <5922>
上期経常は4.6倍増益で上振れ着地。
■ナガオカ <6239>
今期経常を97％上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■アクセル <6730>
非開示だった今期経常は黒字浮上へ。
■中央化学 <7895>
上期経常を55％上方修正。
■コムシスホールディングス <1721>
上期経常は21％増益で上振れ着地。発行済み株式数(自社株を除く)の0.94％にあたる120万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
11（月）
9月機械受注（8:50）
9月経常収支（8:50）
10月景気ウォッチャー調査
日銀金融政策決定会合の主な意見（10/30～10/31開催分）
《決算発表》
東急、博報堂ＤＹ、大林組、住友ベ、上村工業、バンドー、リョービ、三井Ｅ＆Ｓ、安藤ハザマ、大気社、シークス、紀陽銀行、熊谷組、クレハ、みらかＨＤ、東和薬品、エスケー化研、Ｄガレージ、日製鋼、三井金、ソラスト、栗田工、日東工、堀場製、ホトニクス、太陽誘電、めぶきＦＧ、コンコルディア、凸版印、ヤオコー、千葉銀、広島銀、アイフル、スターツ、鴻池運輸、イーレックス、ユー・エス・エス、ふくおか、ＴＫＣ、ＯＢＡＲＡ－Ｇ
【海外】
英7-9月期GDP（18:30）
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。