マザーズ指数は反落、センチメントの悪化
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【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は反落、センチメントの悪化
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東証マザーズ指数は前日比9.88ポイント安の1050.44ポイントと反落。
軟調な欧米株市場の反落した流れを引き継ぎ東京株式市場も反落している。
国内でも昨日の東京のコロナ感染者が55人とここ最近の中では相対的に大きめの数字が出たことで、個人投資家のリスクセンチメントの悪化が警戒された。
ただ、コロナ関連銘柄は買われている。新型コロナワクチンを研究している時価総額上位のアンジェスやそーせいが上昇したほか、サンバイオは開発している再生細胞薬が指定医薬品に選ばれたと発表し、資金が集まった。
一方、弁護士COMやAIins、ITbookは下落した。
24日にマザーズ市場に上場したコパは上場2日目のきょう、9時5分に公募・売り出し価格(公開価格、2000円)を2530円上回る2.2倍の4530円で初値を付けた。
同じく上場2日目のフィーチャは買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、520円)の3.9倍にあたる2036円に切り上げた。
市場では「公開価格を上回る初値を付けたロコガイドとフィーチャの状況をみても新規株式公開(IPO)銘柄の関心が高い。下がった局面では押し目待ちの買いが他の新興株にも入りやすい地合いだ」との見方があった。
値上がり銘柄数は59、値下がり銘柄数は259となった。
個別では、みらいワークス、くふうカンパニー、sMedio、ロードスターキャピタル、ベルトラが売られた。
一方、窪田製薬ホールディングス、GMOメディアがストップ高。フルッタフルッタ、GMOリサーチは一時ストップ高と値を飛ばした。うるる、ミンカブ・ジ・インフォノイド、BASE、ロコガイド、GMO TECHなど10銘柄は年初来高値を更新。キャリア、そーせいグループ、GA technologies、リグア、ブリッジインターナショナルが買われた。