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弱含みの展開か

弱含みの展開か
 
 
21日の日経平均が5日ぶりに反落。終値は前日比42円安の2万552円だった。前日の米国株の上昇を受けて100円を超える上げで始まったが、その後は高値警戒感などから小口の利食い売りに押されじり貧へ。
マイナス圏に入った後場は下値の心理的な節目2万500円辺りで下げ止まり、大引けまでそのまま方向感なくもみ合った。2万1000円に向けて買い上がるには材料不足との声が現状では多い。
 
22日の日経平均株価は、弱含みの展開となりそう。
直近で日経平均株価は上値が重い展開が続くことや、週末要因に加え、積極的な売買を手掛かり材料に乏しいこともあり、午後には手じまい売りが優勢となる場面も想定される。
一方で、下値には日銀によるETF(上場投資信託)買いが期待されることから、底堅い動きにつながりそうだ。
 
今週上回った75日線(2万410円、21日時点)より上を維持できるかが注目点となる。きょうはトランプ米大統領のツイートが上値を抑えたような格好となったが、同氏が中国やWHO(世界保健機関)への批判を強めている点は懸念材料ではある。とはいえ、米国株も今のところは、これへの警戒よりも経済活動再開やワクチン開発に関する材料に強い反応を示しており、堅調な地合いには変化なしと考える。
 
市場では「ナスダック総合指数が軽快な戻りにツレ高する格好となっていることから、時間外取引での米株価指数先物の動きに神経質な反応をみせる場面も想定される」との声が聞かれた。
 
 
 
■テクニカル・ポイント(21日現在)
 
23297.78  ボリンジャー:+3σ(13週)
22150.72  均衡表雲上限(週足)
21996.78  ボリンジャー:+2σ(13週)
21669.86  200日移動平均線
21536.20  26週移動平均線
21278.32  均衡表雲下限(週足)
21192.67  ボリンジャー:+3σ(25日)
20743.26  ボリンジャー:+2σ(25日)
20695.78  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
20552.31  ★日経平均株価21日終値
 
20410.70  75日移動平均線
20293.86  ボリンジャー:+1σ(25日)
20283.90  均衡表転換線(日足)
20277.82  6日移動平均線
20237.07  均衡表基準線(週足)
20193.69   新値三本足陰転値
20176.78  均衡表雲上限(日足)
19844.46  25日移動平均線
19796.58  均衡表基準線(日足)
 
ローソク足は陰線を引いた。ただ、終値は上向きの5日線上にとどまって短期上昇トレンドをキープ。一目均衡表でも3役好転後の買い手優位の形状のもとで転換線と基準線が上向きを保ち、上昇トレンドの継続を示唆している。
先行性の高い東証1部の単純平均が本日5日続伸してコロナ暴落後の最高値を付けており、強気相場の持続が期待できよう。
 
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