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軟調な展開か

軟調な展開か
 
 
19日の日経平均株価は続落。終値は前日比93円安の2万5634円だった。
前日の米株安や高止まりする円相場が意識されてこの日も手じまい売りが先行。国内の新型コロナ感染者増が勢いを増していることも心理的な圧迫要因となり、中頃には250円安まで下値を広げる場面があった。
ただ、売り物は先物中心で現物株は終盤にかけて徐々に持ち直しの動きへ。結局トピックスは小反発に転じるなど目先の値幅調整は一巡しつつあるようだ。
日経平均株価は、後場に2万5500円を割り込んだにも関わらず、そこから大崩れすることなく値を戻した。経済活動正常化の恩恵を受ける銘柄には逆風であったものの、TOPIXはプラスで終えた。
マザーズも個別では厳しい下げとなるものもあったが、指数はプラスで終えている。特に、引け前の1時間で持ち直しており、こういった動きを見せられると、売りは出しづらくなる。
 
20日の日経平均株価は、軟調な展開となりそう。
日経平均株価は短期的な上昇の過熱感を冷やす局面にあるとみられ、底堅い動きから上げ相場での一服場面となっているようだ。
ただ、調整の幅や日数からみるとまだ反発には早いようだ」との声も聞かれる。
週末要因や23日が勤労感謝の日の祝日で3連休となることも重なり、取引時間の後半には、見送りムードが強まる場面もありそう。
 
日経平均は2万5500円やきょうの安値(2万5474円)を下回ることなく終えることができるかに注目したい。きょうの終値(2万5634円)は先週の週末値(2万5385円)を大きく上回っており、週間では上昇が濃厚となってきた。三連休前の売り圧力が限定的であれば、連休明けには再び強い動きが戻ってくるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
 
27186.07  ボリンジャー:+3σ(25日)
26243.99  ボリンジャー:+3σ(13週)
26206.73  ボリンジャー:+2σ(25日)
25784.99  ボリンジャー:+3σ(26週)
25698.46  6日移動平均線
 
25634.34  ★日経平均株価19日終値
 
25392.37  ボリンジャー:+2σ(13週)
25349.60  新値三本足陰転値
25299.29  均衡表転換線(日足)
25227.39  ボリンジャー:+1σ(25日)
24886.04  ボリンジャー:+2σ(26週)
24540.76  ボリンジャー:+1σ(13週)
24502.89  均衡表基準線(日足)
24502.89  均衡表転換線(週足)
24248.04  25日移動平均線
23987.09  ボリンジャー:+1σ(26週)
23689.14  13週移動平均線
23530.75  75日移動平均線
 
ザラ場高値と安値は前日水準を下回った。終日は5日線下で推移し、ローソク足はマドを空けて下げたが、胴体部分は短いながらも下ヒゲを伴う陽線を引いて底堅さを発揮した。一目均衡表でも転換線が上向きを継続し、短期的な上昇圧力を窺わせている。
 
一方、25日線との上方乖離率は5.72%(昨日6.46%)に低下したが、依然として5%ライン上にあり、また、RSI(14日ベース)も78.48%(昨日78.62%)と高止まりしており、過熱感の残りも意識される。
 
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