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反発、米金利上昇一服、成長株に買い
東京株式(前引け)=反発、米金利上昇一服、成長株に買い

14日午前の日経平均株価は反発し、前日比285円62銭高の2万8425円90銭で終えた。
前日の米国株市場でナスダック総合指数が切り返しに転じたことを受け買い優勢の地合いとなった。米10年債利回りの上昇が一服したことで過度なインフレ懸念が後退した。日経平均は一時300円を超える上昇をみせた。米株市場を引き継いで半導体関連などハイテク株の一角が買われる一方、景気敏感セクターや大手金融株などには売りが優勢だった。
原油先物相場は1バレル80ドル台で高止まりしており、日本株の重荷となった。コスト増による収益圧迫への懸念が根強く、海運や空運株に売りが広がった。
 
日経平均、TOPIXともに上昇したが、個別では売られる銘柄も多く、値下がり銘柄数が値上がりを300以上も上回った。
 
市場では「トヨタ自動車が挽回生産するという報道が出るなど、サプライチェーン(供給網)問題に対する懸念がいったん落ち着き、製造業の期待材料になりやすい」との声も聞かれた。
 
午前の取引時間中に発表された9月の中国卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回ったが、日本株市場で材料視する向きは限られた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3326億円、売買高は6億1266万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は873と、全体の約4割だった。値下がりは1198、変わらずは112銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)はその他製品、精密機器、化学などが上昇。下落は海運業、石油・石炭製品、保険業など。
 
個別では、東京エレクトロンが売買代金を膨らませ大幅高、任天堂、ファーストリテイリング、アドテストも上昇した。リクルートホールディングスも堅調。富士通やオリンパス、アルプスアルも買われた。サイゼリヤが値上がり率トップに買われ、吉野家ホールディングス、コシダカホールディングスなども上昇した。
 
半面、川崎汽や日本郵船、商船三井が軟調、朝高のレーザーテックも値を消した。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売りに押された。セラクが急落、前澤工業の下げも目立つ。トレジャー・ファクトリーも大幅下落した。ANAHDやクレセゾン、第一生命HDも下げた。
 
 
東証2部株価指数は前日比10.87ポイント安の7614.41ポイントと3日続落した。
出来高は1億187万株。値上がり銘柄数は150、値下がり銘柄数は202となった。
 
個別では、SDSホールディングス、中小企業ホールディングス、日和産業、オーミケンシ、アゼアスなど15銘柄が年初来安値を更新。コメ兵ホールディングス、栗林商船、玉井商船、大運、兵機海運が売られた。
 
一方、光陽社がストップ高。ニッチツは一時ストップ高と値を飛ばした。川上塗料、堺商事など4銘柄は年初来高値を更新。倉庫精練、キョウデン、グローバルダイニング、鉄人化計画、アサヒ衛陶が買われた。
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