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334円高と大幅反発、半導体関連に買い
東京株式(前引け)=334円高と大幅反発、半導体関連に買い
1日午前の日経平均株価は反発し、前日比334円79銭高の2万9513円59銭で終えた。
 
前日の米国株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が買われたことや、為替が円安方向に振れていることなどを背景に半導体関連などをはじめハイテク株に買いが入り、日経平均は大きく切り返す展開となった。朝方に発表された3月の日銀短観が予想以上に景況感の改善を示したことも投資家心理にプラスに働いた。
日経平均の一時上げ幅は400円を超えた。
 
バイデン米大統領は3月31日、8年間で2兆ドル(約220兆円)をあてるインフラ投資計画を発表した。半導体生産支援や人工知能(AI)の研究開発投資が盛り込まれ、ハイテク株の買い材料となった。東京市場でも東エレクやアドテストなどに買いが入った。
 
日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス5と、市場予想(ゼロ)を上回った。3四半期連続で改善し、新型コロナウイルス前の水準を回復した。2021年度の設備投資計画も投資家心理を明るくした。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2955億円、売買高は6億550万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1176、値下がりは909、変わらずは98だった。
 

個別では、自社株買いを発表した第一生命HDが大幅高。スクリンやファナック、SUMCOなどの上昇が目立った。
一方、三菱自やデンソーが安い。エプソン、日立造、浜ゴムなどが売られた。
 
東証2部株価指数は前日比4.17ポイント高の7500.54ポイントと続伸した。
出来高は8803万株。値上がり銘柄数は184、値下がり銘柄数は200となった。
 
個別では、工藤建設、富士古河E&C、日和産業、フルスピード、ビットワングループなど16銘柄が年初来高値を更新。黒田精工、京都ホテル、TONE、ジャパンエンジンコーポレーション、岡本工作機械製作所が買われた。
 
一方、リンコーコーポレーション、倉庫精練、スターフライヤー、ウインテスト、丸尾カルシウムが売られた。

 
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