下落を予想、英ポンド円
![]() |
【為替】下落を予想、英ポンド円
|
22日の東京外国為替市場は、日銀の臨時会合を受け円高が進行している。臨時会合では大方の予想通り中小企業に対する新たな資金繰り支援制度を決定し、また現行の緩和策も維持されることとなった。
この結果が円買いにつながった理由としては、ポジション調整が挙げられるか。つまり、イベントを無難に通過し、さらに方向感も定まらないので、一旦仕切りなおそうとする動きが、円買いのかたちとなって表れたというわけだ。
さて、この後は英ポンド円の動きに注目したい。先程、英国の4月小売売上高(前月比)が発表されたが、結果は-18.1%と予想-15.5%を下回る内容だった。これを受け、英ポンド円は下落が加速しており、現在131.00円割れ待ったなしの水準だ(本日の安値は131.02円)。日足チャートを見ても、英ポンド円は高値を切り下げる格好で、地合いの弱さが見て取れる。というわけで、英ポンド円は戻り売りのシナリオを想定する。下値の目途としては、5/18安値129.44円を挙げておきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]