「成し得なかった理想や欲望の投影場所」
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「成し得なかった理想や欲望の投影場所」 |
「成し得なかった理想や欲望の投影場所」
30日発表予定の米4→6月GDP。
市場予想は▲34.8%。
前四半期の▲5%からは相当な悪化予想だ。
これを「やはり」と見るか「出尽くし」と見るかで夏相場への態度は変わる。
相場は「驚き」を求めている場所。
そしてその驚きは良くも悪くも、予想を裏切ることが求められている。
「サプライズ」は「ネガ」でも「ポジ」でも喜ばれるものなのだ。
そして市場に求められているもののもう一つは「見果てぬ夢の追求と実現」。
お金を通じて実人生で成し得ない、あるいは成し得なかった理想や欲望を投影。
そして成就させてくれそうなのがマーケット。
夢を現実化してくれるのは必ずしも株価の上昇だけの問題ではない。
未来へ対する希望は、バイオでもAIでもロボットでも何でもある。
それらが実用化されれ製品化されることも夢の成就。
小売りでもネット通販でもこれは同じだろう。
成しえなかった数字を現実化してくれればそれは成就。
肯定する人は少ないだろう。
結論は「予想通りに展開すること」が第一命題というか必須の命題。
命題は真も偽おあるのだが・・・。
28日付けの日本証券新聞の特集は「8月高値習性銘柄」。
昨年まで10年連続で外国人が売り越しの8月。
4年連続の円高トレンド。
そんな中で8月に強かった銘柄。
理想科学(6413)11勝1敗、レック(7874)11勝1敗、
スクエニ(9684)10勝2敗、アクシアル(8255)10勝2敗、
ヤマウラ(1780)9勝2敗1分、コモ(2224)9勝2敗1分。
他はカゴメ(2811)、キッセイ(4547)、グルメ杵屋(9850)、SRS(8163など。
ちなみに「7月高習性銘柄」は日電産(6594)が入っていた。
大和のクオンツリポートは「魔の8月における投資戦略」。
8月のTOPIXの騰落率が過去7年でプラスが1回しかなかったことを踏まえてのレポートだ。
アベノミクス相場(2013〜2019年)を振り返ると・・・。
「8月のTOPIXの騰落率(平均)は他の月に比べて下落率が大きいため、低ベータ株がアウトパフォームする傾向。
9月のTOPIXはリバーサルで上昇しやすく、高ベータ株がアウトパフォームする傾向。
リビジョンを組み合わせると8月はベータ低・リビジョン高、9月はベータ高・リビジョン高の効果が高まる傾向。
以下はスクリーニング結果。
★8月に注目されるTOPIXベータ低・リビジョン高銘柄
コード 銘柄名
8227 しまむら
6755 富通ゼネ
8282 ケーズHD
4502 武 田
7974 任天堂
7649 スギHD
2875 東洋水産
2270 雪印メグ
6701 NEC
4528 小野薬
3141 ウエルシアHD
2897 日清食HD
2267 ヤクルト
2331 ALSOK
9433 KDDI
4684 オービック
7947 エフピコ
4704 トレンド
2269 明治HD
4912 ライオン
☆9月に注目されるTOPIXベータ高・リビジョン高銘柄
コード 銘柄名
8015 豊通商
8795 T&DHD
5901 洋缶HD
6481 THK
2492 インフォマート
8804 東建物
8334 群馬銀
4530 久光薬
6268 ナブテスコ
8331 千葉銀
8379 広島銀
8377 ほくほく
8308 りそなHD
8354 ふくおか
8385 伊予銀
4045 東亜合成
4091 大陽日酸
7189 西日本FH
6594 日電産
4631 DIC
ゴールドマン・サックス証券のリポート。
GoToトラベルキャンペーンで東京発着が除外されたことに関して、
「今後も東京の感染拡大が続くならば、このような間接的な越境制限はより強力な『隔離』へと発展しうる。
実際、国内一部地域の隔離は感染拡大が進むアメリカやその他諸国でも見られる現象だ」と指摘した。
産業連関表を用いて、東京都とその他の地域との往来が大きく制限される仮想ケースを想定して各産業への影響を推計。
「宿泊業や旅客運送業を中心に売上が大きく減少する可能性が示された」と指摘。
内総生産(GDP)への影響を試算したところ、年率換算で観光などに自粛が限定されるケースで0.6%減。
観光に加えて出張や規制などが制限されるケースで0.8%%減。
通勤・通学も制限されるケースで0.9%減少するとの結果。
東京都の都内総生産に対する影響に限定すれば、それぞれ年率換算で2.0%減、2.7%減、3.2%減になるという。
月刊誌「GOETHE9月号」の広告。
目に付いたのは「なぜ経営者がみなロングブレスにはまるのか?」。
お腹を凹ませ、強く長い呼吸を繰り返しながら身体を動かすロングブレス。
「なぜ、ここまで熱狂するのか? その全貌に迫った」とある。
企業トップが上半身裸になってまで登場している広告。
意外なところに意外なものがあるものだ。
【8月】陽線確率3勝7敗、(陽線確率30%)、過去15年6勝9敗(12位)
気学では「保合月。小幅稼ぎのとき。前途の高値に期待」
3日(月):3日新甫、自動車販売台数、米ISM製造業景況感、建設支出、株安の日
4日(火):マネタリーベース、米製造業受注、株安の日
5日(水):米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況感、株安の日
6日(木):都心オフィス空室率、下げの日
7日(金):景気動向指数、家計調査、米雇用統計、消費者信用残高、上院会期末(→9月7日)、中国貿易収支、変化日
10日(月):山の日で休場、中国生産者・消費者物価
11日(火):景気ウォッチャー調査、米生産者物価、独ZEW景況感
12日(水):マネーストック、米消費者物価、財政収支、株安の日
13日(木):企業物価指数、米輸出入物価、MSCI日本指数四半期リバランス発表、変化日、ペルセウス流星群極大
14日(金):オプションSQ、第三次産業活動指数、米小売売上高、鉱工業生産、中国工業生産・小売売上高等経済指標、株高の日
17日(月):4→6月期GDP、米NY連銀景気指数、NAHB住宅市場指数、民主党・党大会(→20日)
18日(火):米住宅着工件数
19日(水):機械受注、貿易統計、訪日外客数、変化日
20日(木):米CB景気先行総合指数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、イスラム・ヒジュラ暦の新年
21日(金):消費者物価、米中古住宅販売、FTSE日本指数9月半期リバランス発表、鬼宿日
24日(月):共和党全国大会(ノースカロライナ州シャーロット→27日))
25日(火):パラリンピック延期、米CS住宅価格指数、CB消費者信頼感、独IFO景況感
26日(水):企業向けサービス価格指数、米耐久財受注
27日(木):米GDP改定値、ジャクソンホール会議(オンライン→28日)
28日(金):米個人所得、変化日
31日(月):鉱工業生産、中国製造業PMI、MSCI日本株パッシブ売買インパクト
(櫻井)