反発後、もみ合い展開か
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【オープニングコメント】 反発後、もみ合い展開か |
日経平均株価の予想レンジは、2万2400円−2万2600円。
日経平均株価は4日続落していた反動や、現地29日のNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が揃って反発したが、注目されたFOMCではゼロ金利政策や資産購入などの緩和的金融政策の現状維持を決めており、これがマーケット心理に安心感を与えた。米国株式が反発した動きから、買いが先行するとみられる。ただ、20年4−6月期の決算発表が本格化するなか、決算内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。日経平均株価の25日移動平均線(29日時点で2万2528円)が、上値として意識される場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(29日終値は104円81−83銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の後半(同123円25−29銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比190円高の2万2530円だった。
日程面では、6月の商業動態統計、2年国債の入札など。海外では4〜6月期独GDP、4〜6月期米GDPなど。
【好材料銘柄】
■キューブシステム <2335>
4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地。
■コア <2359>
4-6月期(1Q)経常は49%増益で着地。
■エムスリー <2413>
4-6月期(1Q)税引き前は26%増益で着地。
■GMOペパボ <3633>
上期経常が28%増益で着地・4-6月期も100%増益。
■イーブックイニシアティブジャパン <3658>
4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
■アサヒホールディングス <5857>
今期税引き前を一転18%増益に上方修正・最高益、配当も20円増額。
■アクモス <6888>
前期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
■エンチョー <8208>
21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.1倍の4.2億円に急拡大した。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.1%→4.4%に大幅改善した。
■野村ホールディングス <8604>
4-6月期(1Q)税引き前は2.4倍増益で着地。
■SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.65%にあたる37万5000株(金額で7500万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月30日から9月25日まで。
■両毛システムズ <9691>
4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地。
■ネオス <3627>
大阪府池田市の「問い合わせ応答自動化業(AIチャットボット)公募型プロポーザル」でチャットボットサービス「neo スマボ」が最優秀提案として選定。
■北陸電力 <9505>
4-6月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
30(木)
【国内】
6月商業動態統計(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
OLC、日立、三菱電、JR東日本、パナソニック、京セラ、コマツ、協和キリン、TDK、アドバンテ、三住トラスト、味の素、大ガス、M&A、ZOZO、大陽日酸、ミスミG、小林製薬、積水化、東武、大東建、邦ガス、大日住薬、SBI、東北電、JSR、富士電機、カルビー、ポーラオルHD、きんでん、アンリツ、ベネ・ワン、JCRファーマ、日立物、NESIC、相鉄HD、NSSOL、山九、東映アニメ、SMS、アンジェス、日ガス、コニカミノルタ、NSD、日電硝、ISID、システナ、メイテック、東海理化、王将フード、寿スピリッツ、M&Aキャピ、平和不、積水樹、Eギャランティ、Vコマース、帝国ホテル、OKI、マンダム、Jストリーム、Aiming、SREHD、プロパティD、アズーム
【海外】
米4-6月期GDP速報値(21:30)
《米決算発表》
アップル、アルファベット、アマゾン、フェイスブック、マスターカード、プロクター・アンド・ギャンブル、デュポン、コムキャスト、イーライリリー、UPS、フォード・モーター
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。