【オープニングコメント】 小動きの展開か

18日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7700円−2万8000円を想定。（17日終値2万7930円57銭）
米国株は下落。ダウ平均は7ドル安の33546ドルで取引を終えた。
米3指数の終値は、ほぼ横ばい。売り買いの手掛かりに乏しく、日本株の動意は限られると予想する。米国株の場中の動きは悪くなかったため、売り急ぎは抑制されると思われる。

きのう17日の日経平均株価は方向感に乏しかったが、手がかり材料難から同様の動きが続きそう。先行き不透明感があるなか、週末要因から、ポジション調整の売りが強まる場面も想定されるだろう。売買自体が手控えられそうで、早々にこう着感が強まるだろう。
中小型株への個別物色が中心になりそう。

為替相場は、ドル・円が1ドル＝140円台の前半（17日は139円32−33銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝145円台の前半（同144円79−83銭）と、円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比15円安の2万7965円だった。


【好材料銘柄】

■DNAチップ研究所 <2397>
「肺がんコンパクトパネル Dx マルチコンパニオン診断システム」の高度管理医療機器製造販売承認を取得。

■かっこ<4166> 
不正注文検知サービス「O-PLUX」がショッピファイ<SHOP>のマルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify」とシステム連携を開始。EC事業者における不正注文対策がシステム開発なしで導入可能になる。

■キャンバス <4575> 
抗がん剤候補化合物の免疫着火剤CBP501臨床第2相試験において、11月1日に主要評価項目達成を確認した投与群とはCBP501投与量の異なるもう一方の3剤併用投与群においても主要評価項目を達成。

■ラクオリア創薬 <4579> 
今期経常を一転5％増益に上方修正・最高益更新へ。P2X7受容体拮抗薬の導出先である旭化成ファーマからマイルストーン達成に伴う一時金を受領する。

■アバールデータ <6918>
今期最終を2.5倍上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も140円増額。



【主な経済指標・スケジュール】

18（金）
【国内】
10月全国消費者物価指数（8:30）
《決算発表》
東京海上、ＭＳ＆ＡＤ、ＳＯＭＰＯＨＤ

【海外】
米10月中古住宅販売（11/19 0:00）

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。