続落、売り買い交錯
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【市況】東京株式(寄り付き)=続落、売り買い交錯
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12日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比30円95銭安の2万3588円74銭。
前週末の米国株市場ではトランプ米政権が追加経済対策規模を従来から上乗せする案を提示したことを受け、NYダウ、ナスダック総合指数ともに3日続伸と上昇基調を継続している。
ただ、日経平均は前週に先物を絡め週間で600円近く水準を切り上げたこともあって、足もとは目先利益確定の動きなどが顕在化し、上値の重い展開となりやすいだろう。
買い手掛かりに事欠くなか、引き続き米大統領選を巡る思惑に加え、今月下旬から国内企業の決算発表が本格化することもあり、相場環境の不透明感を助長している。
一方、下値を売り込む動きも見込みにくい状況で、日経平均は比較的狭いゾーンでのもみ合いが予想される。
個別では富士通、資生堂が高く、武田薬、楽天が買われている。半面、三井金、ファナック、トヨタが軟調となっている。