下落、新型肺炎への警戒感
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【市況】東京株式(寄り付き)=下落、新型肺炎への警戒感
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14日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比113円21銭安の2万3714円52銭。
中国で新型肺炎の感染者が急増し問題の収束に時間がかかるとの見方から前日の米株式相場が下落。東京株式市場でも運用リスクを回避する売りが先行した。
日本国内でも13日に、新型肺炎による初の死者が出たことが確認されたことからリスク回避の売りが先行している。きょうは、株価指数オプション2月物の特別清算指数(SQ)算出を迎える。また、引け後に400社近い決算発表が予定されている。為替は109円70銭前後と前日夕方に比べ横ばいで推移している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落して始まった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりは情報通信、電力・ガスの2業種のみ。一方、値下がりで目立つのは空運、海運、紙パルプ、非鉄、不動産、繊維など。
個別では、2019年10〜12月期に11年ぶりの最終赤字になったと発表した日産自が急落した。トヨタ、ファナック、キヤノンが安く、ソニー、ホンダ、野村は軟調。JFEや三菱重の下げが目立つ。OLCやアサヒも下落した。
半面、SUMCO、アドバンテス、ユニチャームが高い。ソフトバンクグループや楽天も買われた。
テクニカル的には、フジオ(2752)、日商開発(3252)、グローバル社(3271)、GDO(3319)、セレス(3696)、モバファク(3912)、PRTIMES(3922)、ランドコン(3924)、ロート(4527)、IDHD(4709)、ミルボン(4919)、石塚硝子(5204)、LIXILG(5938)、エラン(6099)、土木管理(6171)、日工(6306)、サムコ(6387)、CKD(6407)、第一精工(6640)、ヨコオ(6800)、全国保証(7164)、Casa(7196)、Gセブン(7508)、菱電商事(8084)、千趣会(8165)、Eギャラ(8771)、東京建(8804)、応用地質(9755)、大庄(9979)が動兆。
人気は、HENNGE(4475)、AIinsaide(4488)、ジンズ(3046)、AKIBA(6840)、リード(6982)、CARTA(3688)、ケネディクス(4321)、JIGSAW(3914)、アルヒ(7198)、ビジョナリー(9263)、大幸薬品(4574)、マクロミル(3978)。