窓開けスタート、英ポンド円
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【為替】窓開けスタート、英ポンド円
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27日の欧米為替市場は、リスク選好の流れが強まった。背景に挙げられるのは、良好な米国の経済指標だ。具体的には、昨夜発表された第3四半期GDP(予想:1.9% 結果:2.1%)と10月耐久財受注(予想:-0.8% 結果:0.6%)で、いずれも予想を上回る結果であった。
これを受け米ドル円は一時109.620円まで上昇し、直近の高値(11/7高値)を更新した。そのようななか特に上昇が顕著だったのが英ポンド円で、高値141.55円と前日比で見ると約1円以上の上昇幅を記録する。上昇の理由は上記の理由に加え、英国の総選挙を巡る与党・保守党の勝利に対する期待感だ。これにより英政局の先行き不透明感が後退し英ポンド買につながったというわけである。
ちなみに、先ほど英国の某調査会社より保守党が単独過半数を超える議席を獲得するとの予想が発表され、英ポンド円は30銭ほど上に窓を開けてスタートしている。現在は、141.50円近辺だ。
[提供:カネツFX証券株式会社]