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買いは手控えか

買いは手控えか
日経平均は大幅安とはなったが、下げ幅(882円)は前日25日の上昇分(1454円)の範囲内にとどまった。
ファストリとSBGの下げが大きく、値上がり銘柄数は結構多い。また、業種別では序盤では全面安であったところから、最終的には4業種(パルプ・紙、水産・農林、保険、電気・ガス)がプラスに転じた。
 
東京都の小池知事は、「感染爆発の重大局面だ」と述べ、今週末は不要不急の外出を控えるほか、平日はできるだけ自宅で仕事を行って特に夜間の外出は控えることなどを呼び掛けている。そのため、首都機能停止といった警戒感からアルゴ発動による断続的なインデックス売買に下げ幅を広げる格好となった。
一方、日経平均の4.51%の下げに対してTOPIXの下落率は1.78%と底堅く、NT倍率の低下につながっていた。
 
27日の日経平均株価は、週末を前に、買いは手控えられやすい。
3月期決算銘柄の配当権利付きの最終売買日にあたり、配当権利取りの動きが期待される。
マスク株などには短期勝負と割り切った資金が向かうだろうが、全体としてはもう一段の下げはあるとみるべき。それでも今週は、よほどのことがない限りは週間上昇では終われそうで、底打ちへの期待は高まっている。
 
5日線が1万7948円(1万7948円、26日時点)に位置しており、これをサポートに1万8000円台を維持できるかに注目したい。
 
新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されるなか、東京都や神奈川県が、今週末は不要不急の外出を控えるように協力を求めたが、同様の動きが拡大することも見込まれ「景気への影響が警戒され模様眺めムードが強まりそう」との見方があった。
 
 
■テクニカル・ポイント(26日現在)
 
21981.57  200日移動平均線
21848.02  13週移動平均線
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21210.00  均衡表雲下限(週足)
20449.83  ボリンジャー:-1σ(26週)
20237.07  均衡表基準線(週足)
20176.78  均衡表転換線(週足)
20082.38  均衡表基準線(日足)
19978.08  25日移動平均線
19262.43  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
18664.60  ★日経平均株価26日終値
 
18456.95  ボリンジャー:-2σ(26週)
17961.29  均衡表転換線(日足)
17747.60  ボリンジャー:-1σ(25日)
17745.12  6日移動平均線
16676.84  ボリンジャー:-2σ(13週)
16552.83   新値三本足陰転値
16464.07  ボリンジャー:-3σ(26週)
15517.12  ボリンジャー:-2σ(25日)
14091.26  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
ローソク足は長い陰線を引いたが、ザラ場安値は昨日安値を上回った。下げ幅は昨日までの直近3営業日合計の上げ幅2993.80円の3分の1押しに届かず、連騰後の調整の範囲内の下落にとどまった。
一目均衡表では日々線が依然として雲下にある一方で転換線と基準線が横ばいとなり、大勢では売り手優位ながら目先のもみ合い局面入りを示唆している。
 
ボリンジャーバンドでは、中心線と-1σの中間付近で引け、-2σから中心線へ向かう回復トレンドの継続を示唆している。
 
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