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為替報告書消化後も、米ドル円上値重い。
【為替】為替報告書消化後も、米ドル円上値重い。
[概況]

18日欧州時間にかけての外国為替市場において、米ドル円は上値の重い推移となった。

朝方、注目された米財務省による為替報告書の内容が公開されたが、懸念された中国の為替操作国への指定は見送られ、発表後には米ドル買いを仕掛ける向きが散見され、一時112.74円へと本日安値を更新する場面があった。

しかし、先週末のムニューシン米財務長官の発言等からも、上値での高値警戒感は依然として強いようで、その後は戻り売りが優勢となり、欧州時間にかけて112.50円を割れこむ展開となっている。

また、本日の欧米時間中には、Brexitの方向性を決めるEU首脳会談が予定されており、こちらを警戒する参加者も多いようだ。

同イベントについて、17日の会議終了時点で、離脱合意署名のために11月に臨時会合を設けるほどには協議の進展は見られそうにないとの見解が報じられており、英ポンドや、ユーロにとってネガティブな材料となる可能性が高そう。

英ポンド円は147円台後半から前半へとじりじりと水準を落とす展開となっているが、11月の臨時会合が正式に見送られることとなれば、下落が加速することが予想され、注意したい。

その際は8月安値から9月高値の31.8%押しの水準(145.98円)付近でもある大台146.00円が短期的な下値目途として意識されそうか。
 
[提供:カネツFX証券株式会社]

 
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