堅調展開か
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【オープニングコメント】 堅調展開か |
24日の日経平均株価は続伸しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、17000円−17800円。
米政権の経済対策を巡る議会合意が見送られ、前日のダNYウ工業株30種平均は大幅に続落した。
だが、東京市場では昨日の米株先物の下落でこれを織り込んでいる。ダウ平均の500ドルを超える下げは決して小さくはないが、1000ドルレベルでの上げ下げが続いていた時と比べると値動きは落ち着いている。日本株へのネガティブな影響は限られるだろう。
23日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日大阪取引所終値比305円高の1万7255円だった
シカゴ日経平均先物からはかなり高い位置からのスタートが想定される。これに寄せて1万7000円を大きく上回るスタートとなれば、売り方の買い戻しも入りやすいだろう。
市場では「指数連動型ファンドが3月に受け取る配当分の一部を再投資に振り向けたようだ」との声も聞かれ、下支え要因として意識されそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円前後(23日終値は110円23−25銭)、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の前半(同117円86−90銭)と円安方向に振れている。輸出関連銘柄を中心に、下値を拾う動きが出ることも期待される。投資家の間で日本株への「売りにくさ」が意識されている面が大きいだろう。
日程面では、きょうは2月の全国百貨店売上高、全国スーパー売上高、食品スーパー売上高、1月の景気動向指数確報値など。また、東証2部にリバーホールディングス<5690>が新規上場する。海外では2月の米新築住宅販売件数、3月の米製造業購買担当者指数(PMI)速報値のほか、3月の独PMI、仏PMI、英PMI、ユーロ圏PMI速報値など。
【好材料銘柄】
■ミクシィ <2121>
今期経常を72%上方修正。
■ラクーンホールディングス<3031>
ラクーンフィナンシャルが損害保険会社との保険契約を更新。小規模事業者に対象範囲を拡大し事業基盤の更なる強化を図る。
■アプリックス<3727>
東京ガスエンジニアリングソリューションズとガス保安関連機器のIoT化に関する共同開発で基本合意。
■医学生物学研究所 <4557>
新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」を検出するリアルタイムPCR試薬を27日に発売する。行政検査に加え、公的医療保険も適用。
■ソディック<6143>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.25%にあたる200万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月24日から6月12日まで。取得した自社株は6月30日付で全て消却する。
■ストライク<6196>
上期経常を32%上方修正。
■ホロン<7748>
今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ランドビジネス<8944>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.32%にあたる200万株(金額で7億5000万円)を上限に、3月24日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■ディー・ディー・エス<3782>
「万能認証基盤 Themis」の認証要素として新たにQRコード認証機能を追加。
■西松屋チェーン<7545>
3月既存店売上高は前年同月比21.3%増。
【主な経済指標・スケジュール】
24(火)
【国内】
《決算発表》
ハピネス&D
【海外】
G7外相会合(テレビ会議、〜3/25)
米2月新築住宅販売(23:00)
《米決算発表》
ナイキ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。