トランプ大統領声明受け、中東情勢への懸念後退。
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【為替】トランプ大統領声明受け、中東情勢への懸念後退。
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8日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は堅調な推移となった。NY時間に発表されたイランによるイラク駐留米軍基地への攻撃に対するトランプ大統領の声明発表を受けて米ドル円が上昇、NY時間終盤に109.26円まで8日高値を更新した。
発表された声明では、米国側に人的な被害が無かった旨及び、基地攻撃後はイランの行動が落ち着いていることが確認され、攻撃に対する対抗措置としては経済的な制裁の追加にとどめ、軍事的な行動の拡大については言及されなかった。
同声明を受けて、中東地域における軍事的な衝突への懸念が後退し、リスク選好の地合いが広がった模様。懸念材料が解消され、一旦は昨年末に往来していた109円台後半の水準を回復する動きとなることが予想される。
[提供:カネツFX証券株式会社]