日経ジャスダック平均は反発、好材料株に押し目買い
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反発、好材料株に押し目買い
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ジャスダック市場は、前週末の米国株安や日経平均の続落などを背景に買い手控えムードが広がった。前週末の米国市場では、雇用統計が市場予想を上回る結果となったものの、新型肺炎の拡大に伴う中国経済への鈍化懸念や直近の株価上昇による高値警戒感などから利食い売りが先行し、主要株価指数は下落した。
時価総額の大きい銘柄を中心に売りが先行したものの、決算発表のあった銘柄や材料株を中心に押し目買いが入り上昇に転じた。相場が戻った局面では利益確定売りが出て、上げ幅は限定的だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で614億円、売買高は8537万株。
値上がり銘柄数は296、値下がり銘柄数は331となった。
個別では、中京医薬品がストップ高。オプトエレクトロニクス、重松製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。テノックス、IGポート、パシフィックシステム、松本油脂製薬、大伸化学など14銘柄は昨年来高値を更新。興研、ワットマン、エイアンドティー、和弘食品、国際計測器が買われた。
一方、スーパーバリュー、アルファクス・フード・システム、データ・アプリケーション、ラック、トレードワークスなど9銘柄が昨年来安値を更新。テックファームホールディングス、ビーイング、大井電気、精工技研、ニチリョクが売られた。