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売り優勢、米株高も円高進行が重荷
【市況】東京株式(寄り付き)=売り優勢、米株高も円高進行が重荷
【寄り付き概況】

連休明け16日前場寄り付きの日経平均株価は、前週末比41円52銭安の2万1644円38銭と3日ぶりに反落してスタート。

外国為替市場では日米金利差縮小の思惑から円高に振れており円相場が1ドル=107円台後半で推移するなど連休前の水準から円高・ドル安が進み、輸出採算悪化への警戒から株価指数先物などに売りが出て相場の重荷となった。
だが、米株式相場は連日で過去最高値を更新したことが好感され、下値も限られている。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下落している。
 
中国で15日発表された2019年4〜6月期の実質国内総生産(GDP)の伸び率は前年同期比6.2%増と、四半期ベースで遡れる1992年以降で最低となったが、中国の工業生産高など6月の景気指標は市場予想を上回る結果となった。「経済政策の効果で景気も持ち直しつつあるとの期待から悲観した売りは限られている」といい、このところ下げが目立っていたオークマなど機械株の一部に買いが入り、相場を支えた。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に機械、鉄鋼、その他金融など。一方、値下がりで目立つのは石油、銀行、精密機器など。
 
個別では、日本郵政が上場来安値を更新した。テルモなど精密機器株のほか、アステラスや中外薬など医薬品株の下げが目立つ。出光興産、JXTGが値を下げ、ニコン、メニコンは売られている。三菱UFJ、三井住友、みずほFGが軟調。かんぽ、第一生命はさえず、ソフトバンクG、NTTドコモ、KDDIは売られている。
 
半面、トヨタは値を上げ、ファーストリテは買われている。東エレクやアドテストなど半導体関連が上昇。SMC、キーエンスは堅調で、日本製鉄、JFEが買われ、バンナムHD、伊藤忠は強含んでいる
 
225先物はアムロ・ドイツ・GS・モルスタ・みずほ・三菱が買い越し。
野村・UBS・クレディ・JP・バークレイズ・パリバが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・三菱・GS・ドイツが買い越し。
JP・クレディ・大和・シティ・みずほ・モルスタが売り越し。
 
テクニカル的には、バロック(3548)、イーブック(3658)、NRI(4307)、JCR(4552)、ダイト(4577)、ダイオーズ(4653)、富士フィルム(4901)、日コン(5269)、東洋電(6505)、ホシデン(6804)、日電子(6951)、良品計画(7453)、アサヒイン(7747)、極東証券(8706)、平和不(8803)、京成(9009)、JR西(9021)が動兆。


 
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