36円高と小幅高、米株高を好感もポジション調整
東京株式(前引け)=36円高と小幅高、米株高を好感もポジション調整

10日午前の日経平均株価は続伸し、前日比36円22銭高の2万3776円09銭で前場を終えた。
NYダウ工業株30種平均など主要株価指数が軒並み史上最高値を更新。為替相場もニューヨーク市場で1ドル=109円台半ばまで円安が進み、海外市場ではリスクオフムードが後退した。
この流れに乗り、10日午前の東京株式市場でも買い戻しが先行し、日経平均株価は寄り付き直後から上昇した。上げ幅を前日比163円まで広げる場面があった。しかし、取引が進むとともに戻りを待ち構えていた売りが増え始め、徐々に上げ幅を縮めた。
外国為替市場で円が対ドルで下落したのも輸出関連株の買いを促した。半面、指数寄与度の大きいファストリの下げが相場全体の重荷になった。
外部環境の改善を支えに、業績回復期待の強い銘柄には買いが入りやすかった。9日に発表された安川電の決算で受注に底入れ感がみられたことが、ファナックなど設備投資関連株の連想買いにつながった面もある。東エレクやアドテストなど、半導体関連の上昇も目立った。
ファストリは前引け時点で3%安と1銘柄で日経平均を69円程度、押し下げた。9日に2020年8月期の業績予想を下方修正したのをきっかけに売りが膨らんだ。米雇用統計の発表を日本時間今夜に控えた3連休前の週末とあって、持ち高整理の売りも全般に出やすかった。
日経平均は2万4000円を視野に入れたが、2019年4〜12月期決算発表が始まる前の段階で「業績改善の確信が持てない状況では戻り売りを吸収しながら上値を試すことはできない」の声が上がっていた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1601億円、売買高は5億6609万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は904、値下がりは1137、変わらずは117銘柄だった。

業種別株価指数(33業種)は機械、パルプ・紙、医薬品などが上昇し、下落は繊維製品、電気・ガス業、水産・農林業など。
個別銘柄では、ソフトバンクグループや任天堂、ソニーが上昇。東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株が高く、安川電機やファナックなど設備投資関連株もしっかり。
ファミマやアステラス、キッコマン、ヤマハが上昇した。
半面、信越化、キヤノン、デンソーが安い。ファーストリテイリングやトヨタ自動車、KDDI、キーエンスが値を下げた。
東証2部株価指数は前日比26.12ポイント高の7356.27ポイントと続伸した。
出来高5886万株。値上がり銘柄数は214、値下がり銘柄数は177となった。
個別では、Abalanceがストップ高。インスペックは一時ストップ高と値を飛ばした。KHC、三井住建道路、サンテック、アスモ、アイケイなど19銘柄は昨年来高値を更新。テクノフレックス、川本産業、カーチスホールディングス、JMACS、サイオスが買われた。
一方、小島鉄工所が昨年来安値を更新。日建工学、恵和、技研ホールディングス、フリージア・マクロス、神島化学工業が売られた。

NYダウ工業株30種平均など主要株価指数が軒並み史上最高値を更新。為替相場もニューヨーク市場で1ドル=109円台半ばまで円安が進み、海外市場ではリスクオフムードが後退した。
この流れに乗り、10日午前の東京株式市場でも買い戻しが先行し、日経平均株価は寄り付き直後から上昇した。上げ幅を前日比163円まで広げる場面があった。しかし、取引が進むとともに戻りを待ち構えていた売りが増え始め、徐々に上げ幅を縮めた。
外国為替市場で円が対ドルで下落したのも輸出関連株の買いを促した。半面、指数寄与度の大きいファストリの下げが相場全体の重荷になった。
外部環境の改善を支えに、業績回復期待の強い銘柄には買いが入りやすかった。9日に発表された安川電の決算で受注に底入れ感がみられたことが、ファナックなど設備投資関連株の連想買いにつながった面もある。東エレクやアドテストなど、半導体関連の上昇も目立った。
ファストリは前引け時点で3%安と1銘柄で日経平均を69円程度、押し下げた。9日に2020年8月期の業績予想を下方修正したのをきっかけに売りが膨らんだ。米雇用統計の発表を日本時間今夜に控えた3連休前の週末とあって、持ち高整理の売りも全般に出やすかった。
日経平均は2万4000円を視野に入れたが、2019年4〜12月期決算発表が始まる前の段階で「業績改善の確信が持てない状況では戻り売りを吸収しながら上値を試すことはできない」の声が上がっていた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1601億円、売買高は5億6609万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は904、値下がりは1137、変わらずは117銘柄だった。

個別銘柄では、ソフトバンクグループや任天堂、ソニーが上昇。東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株が高く、安川電機やファナックなど設備投資関連株もしっかり。
ファミマやアステラス、キッコマン、ヤマハが上昇した。
半面、信越化、キヤノン、デンソーが安い。ファーストリテイリングやトヨタ自動車、KDDI、キーエンスが値を下げた。
東証2部株価指数は前日比26.12ポイント高の7356.27ポイントと続伸した。
出来高5886万株。値上がり銘柄数は214、値下がり銘柄数は177となった。
個別では、Abalanceがストップ高。インスペックは一時ストップ高と値を飛ばした。KHC、三井住建道路、サンテック、アスモ、アイケイなど19銘柄は昨年来高値を更新。テクノフレックス、川本産業、カーチスホールディングス、JMACS、サイオスが買われた。
一方、小島鉄工所が昨年来安値を更新。日建工学、恵和、技研ホールディングス、フリージア・マクロス、神島化学工業が売られた。