上昇するも、英ポンド円。
【為替】上昇するも、英ポンド円。
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19日の欧米為替市場は、英ポンド円が上昇した。上昇のきっかけは、英国の総選挙関連の報道だ。具体的には、週末の世論調査で、ジョンソン英首相率いる保守党の支持率が、野党・労働党を引き離したことである。ジョンソン首相はEUとの間で離脱協定案をすでに取りまとめているため、ジョンソン首相有利を伝えるこの報道は、合意なき離脱リスクを後退させる材料になったというわけだ。値動きを見ると、英ポンド円はこの報道を受け上昇し、高値を141.60円とした。
しかし、NY時間終盤で米中協議への悲観的な報道が伝わると、リスク回避姿勢に押され弱含む展開であった。終値は140.78円である。さて、この後の英ポンド円は12/12の英総選挙までは、上下ともに限定的な値動きが続きそうだ。その上下限の値段は日足チャートから判断し、141円台から139円台と想定したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]