利益確定売りに傾きやすい水準
利益確定売りに傾きやすい水準 |
昨年12月初旬以来の5日続伸となった。
この日発表された中国1~3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.4%増と市場予想(6.3%増)を上回った。これを受け中国の景気減速懸念は後退した。
また、日米通商協議も16日に初会合を終えたが、懸念された厳しい内容は示されなかったことも安心材料となった。
明日(18日)の東京株式市場は、上昇基調を強める日経平均株価が戻り売りをこなしながら6連騰を達成できるかが焦点となりそうだ。
市場環境が落ち着けば、堅調地合いを引き継ぐ可能性はあるが、外部要因に変調があったり、上値の重さが気になれば、利益確定売りに傾きやすい水準といえそうだ。
証券株が騰落トップとなった点は興味深い。証券株は今年に入って日経平均の上昇と反比例している銘柄が少なくないが、この先は株高と連動してくる可能性があり、動向に注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
22869.28 ボリンジャー:+3σ(13週)
22710.00 均衡表雲上限(週足)
22707.28 ボリンジャー:+2σ(26週)
22571.50 ボリンジャー:+3σ(25日)
22397.78 均衡表雲下限(週足)
22351.05 ボリンジャー:+2σ(13週)
22277.97 ★日経平均株価17日終値
22250.36 ボリンジャー:+2σ(25日)
21989.71 6日移動平均線
21974.18 ボリンジャー:+1σ(26週)
21958.43 均衡表転換線(日足)
21929.22 ボリンジャー:+1σ(25日)
21882.74 200日移動平均線
21870.56 新値三本足陰転値
21832.81 ボリンジャー:+1σ(13週)
21628.38 均衡表転換線(週足)
21628.38 均衡表基準線(日足)
21608.08 25日移動平均線
ローソク足は7本連続で陽線を引き、16日に続いて前日ザラ場高値を上回って終了。5、25、75日の各移動平均線が上昇を続けたこともあり、買い圧力の強さが確認された。日足の一目均衡表でも、日々線が雲上を走り、転換線と基準線がともに上昇するなど買い手優位の形勢が続いた。
ボリンジャーバンド(25日ベース)では、3日連続で終値が+2σを上回り、上値拡張局面の継続を示している。
【信用規制・解除】
(17日大引け後 発表分)
■シリコンスタ <3907>
東証が18日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除