上値の重い展開か。
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上値の重い展開か。 |
トランプ米大統領は9日、中国との貿易協議に関し「合意する準備ができていない」と述べ、中国の通信機器大手・ファーウェイについても制裁を続ける意向を示した。中国人民銀行は13日、人民元レートの基準値を1ドル=7.0326元(前日は7.0211元)とドル高・元安が続いており、通貨安競争も懸念されなど米中問題は根深い。長期化する香港デモや、激化する日韓対立など外部要因は依然として不透明であり、買い進みにくい状況にある。
明日は6月の機械受注統計と7〜9月期の見通しが発表される。また、海外では中国で重要経済指標の発表が相次ぐ。7月の中国工業生産高、小売売上高や固定資産投資、不動産開発投資などが要注目となる。
これらの指標が機械株のもう一段の上昇を後押しするようなら、全体の買い戻し機運が高まる展開も期待できよう。
■テクニカル・ポイント(13日現在)
21156.88 13週移動平均線
20977.13 均衡表雲下限(週足)
20966.92 均衡表転換線(週足)
20966.92 均衡表基準線(日足)
20903.05 ボリンジャー:-1σ(26週)
20872.67 ボリンジャー:-1σ(25日)
20849.94 均衡表転換線(日足)
20754.47 ボリンジャー:-1σ(13週)
20720.29 新値三本足陽転値
20592.63 6日移動平均線
20459.56 ボリンジャー:-2σ(26週)
20455.44 ★日経平均株価13日終値
20438.40 ボリンジャー:-2σ(25日)
20352.07 ボリンジャー:-2σ(13週)
20016.07 ボリンジャー:-3σ(26週)
20004.12 ボリンジャー:-3σ(25日)
19949.66 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足はマドを空けて下落したほか、終値は下降中の5日線を再び下回り、強い売り圧力を示した。ともに下向きの25日線が75日線を下回るデッドクロス(DC)を示現し、下落トレンドの延長が警戒される。
ボリンジャーバンドでは、-2σ前後で推移した。終値は-2σをやや上回ったが、中心線の下降と各バンド幅の拡大が続いているため、当面は不安定な地合いとなろう。RSI(14日ベース)は27.94%(先週末30.90%)と6月3日以来の30%割れ。
東証1部の騰落レシオ(25日)も74.73%(同79.51%)に低下しており、ともに短期的な「売られ過ぎ」が意識される水準に入ってきた。