米雇用統計発表控え様子見
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【市況】東京株式(後場寄り付き)=米雇用統計発表控え様子見
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後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比5円17銭高の2万1346円91銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、1.43ポイント安の1567.44で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに横ばい圏で小幅な値動き。米国景気の先行き警戒感を背景に投資意欲が高まらない中で、9月の米雇用統計発表を今夜(日本時間)に控え、様子見気分が強い。
外国為替市場では、1ドル=106円80銭近辺で推移。中国の上海総合指数は下落している。
個別では、ファーストリテが下落し、コロプラは大幅安。アドバンテス、ファナック、太陽誘電は軟調。三菱UFJ、みずほFG、武田が値を下げている。関西電はさえない。
半面、トヨタが切り返した。任天堂は高く、東エレク、村田製、ソニー、ソフトバンクGが上伸し、リクルートHD、ZOZOは堅調。日本エンターが大幅高となっている。
今晩の米雇用統計発表だけでなく、来週10日からは米中の閣僚級貿易協議が開催される見通しとなっており、これらの結果を受けて日経平均が再び大きく振らされる可能性もある。相場全体の方向感を見極めたいとの思惑が強まり、個人投資家は目先、中小型株の材料株物色でしのいでいるようだ。