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40円安、小幅続落 様子見ムードも強く
東京株式(前引け)=40円安、小幅続落 様子見ムードも強く

17日午前の日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比40円39銭安の2万0402円36銭だった。東証株価指数(TOPIX)は3.30ポイント高の1541.07と小反発。
 
米国株上昇を引き継ぐ形で朝方は買いが優勢だったが、英国の欧州連合(EU)離脱問題の行方は依然不透明な上、「米国の政府閉鎖の影響も気になる」とされ、様子見ムードも強く、買いの勢いは続かなかった。
香港などアジア市場の一角で株価が下落して始まったことも重しとなり、前場中盤以降、日経平均はマイナス圏で推移した。
また、時間外取引での米株価先物が軟調に推移し、為替市場で、ドル・円が1ドル=108円90銭台(16日終値108円61-62銭)と、朝方からはやや円高方向にあることなども意識されたもよう。
 
市場では「朝方の買いで上値を試す場面もみられたものの、株価指数先物にまとまった売りが出たことをきっかけに、戻り待ちの売りが優勢になったようだ」との声が聞かれた。
 
前場の売買代金は1兆円を下回るなど低調だったが、中小型の個別株物色が目立ち値上がり銘柄数が値下がりを上回っている。
東証1部の出来高は5億7511万株、売買代金は9579億円。騰落銘柄数は値上がり1316銘柄、値下がり712銘柄、変わらず99銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、水産・農林業、小売業などが下落。パルプ・紙、証券・商品先物取引業、非鉄金属などが上昇。
 
 
個別では、東京海上が高い。ファナックや資生堂、京セラは上げた。任天堂が堅調、資生堂、花王も買い優勢。クボテックがストップ高に買われ、ホギメディカルも商いを伴い値を飛ばした。チェンジ、TOKYO BASEも大幅高。リソー教育も高い。
 
半面、トヨタやアドテスト、ファーストリテイリングの下値模索が続き、ユニー・ファミリーマートホールディングスも安い。イオンファンタジーが大幅安、千代田化工建設も売られた。インターアクション、新日本科学も下落した。

 
東証2部株価指数は前日比4.46ポイント安の6499.35ポイントと続落した。
出来高3127万株。値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は136となった。
 
個別では、デュアルタップ、アイケイ、ミロク、ぷらっとホーム、阪神内燃機工業が売られた。
一方、ミダックがストップ高。関門海は一時ストップ高と値を飛ばした。エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、キクカワエンタープライズなど3銘柄は昨年来高値を更新。TBグループ、サイバーステップ、兼松エンジニアリング、村上開明堂、メタルアートが買われた。

 
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