米ドル円は109円台後半で推移。
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【為替】米ドル円は109円台後半で推移。
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10日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は109円台後半付近で小動きの展開となった。8月米雇用統計の結果など、米雇用情勢の回復に対して懐疑的な部分もある一方、前週末に発表された8月米生産者物価指数(予想:前年比8.2% 結果:前年比8.3%)は市場の予想を上回り、高インフレ期待によりテーパリング観測が浮上し、米ドル円の下値を支える格好となった。
また、今週は14日に8月米消費者物価指数(予想:前年比5.3% 前回:前年比5.4%)などインフレ動向を探るうえで重要となる指標が発表されるため、注目が集まりそうだ。テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲へ再び突入する格好となったことから、雲上限(110.192円)付近を再度試す展開にも期待したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]