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今週はファーウェイ副会長逮捕の影響を見極めてドルは様子見か
【為替】今週はファーウェイ副会長逮捕の影響を見極めてドルは様子見か
[概況]

先週末7日に発表された米11月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回り、ドルは一旦売られたが平均時給は前回と変わらぬ伸びを示した事などに直ぐに買い戻され、其の後発表された12月ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を上回るなどマチマチな結果となった。
 
一方NY株式市場は米景気の先行きに対する不安や米中貿易摩擦を警戒して大きく値下がりし、ダウは一時660ドル以上も下落し、株価の下落にドルも売られたが下げは小幅(-3銭)にとどまり、上値は重いものの底堅さを示すカタチとなった。
今週は先週からのNY株安の流れが収まるのか、ドルの揉み合いは続くのかに注目しているが、雇用統計のあととあって米経済指標は発表が少なく、指標による大きな動きは期待出来そうない。
 
10日(月)ナシ、11日(火)11月生産者物価指数、12日(水)MBA住宅ローン申請指数、11月消費者物価指数、11月財政収支、1日(木)新規失業保険申請件数、11月輸入価格指数、14日(金)11月小売売上高、11月鉱工業生産・設備稼働率などとなっている。一方中国企業ファーウェイの副会長が逮捕された事に対し中国政府が米国やカナダに厳重抗議を行っているが、これが米中通商協議にどの程度影響を与えるかは不明だが良い影響でない事は確かで、今週もドルは上値の重い展開が続きそうだ。


[提供:カネツFX証券株式会社]

 
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