兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「需給だけの」
「需給だけの」
 
「需給だけの」
 
「セルボラ」という言葉が登場し始めた。
市場で聞こえるのは「セルボラ潰しのAIでも登場し始めた?」の声。
セルボラはボラティリティの売りの略語。
例えば・・・。
株価の急落時等に割高になったプットを売る。
同時に株価指数先物を売りヘッジする。
しかしプットのウリの利益が先物売りでヘッジ出来なくなくなることもある。
そんな時は先物売りを増やさなければならず泥沼となる。
今はそんな状況ではないが、日経平均で17000円レベルに仕組債の爆弾があるともいう。
昨年末は時価に近いオプションも割高に買われたという。
興味深いのはその解釈。
「明日のことはわからない。
そういう市場の不透明感の結果」。
相場の先行きが極端に見えなくなると発生するのがこの状況。
ボラの低下を招きゆがみが生じているという。
見えないところで起こっている戦いは、なかなか理解し難いものでもある。
 
1月30日に実施されるTOPIXの浮動株比率の定期見直しによるリバランス。
通信子会社のソフトバンク(9434)に対しては売買代金で2219億円。
2.9日分の買いインパクトが見込まれるという。
次が武田(4502)の1965億円、4.76日。
オラクル(4716)が58億、アサヒインテック(7747)54億円、
ペプチド(4587)31億円、未来工業(7931)27億円、クスリのアオキ(3549)25億円、
ベイカレント(6532)24億円、アルテリア(4423)20億円。
業績などには全く関係ない需給だけの株価変動要因だ。
 
日経ヴェリタスのびっくり予想2019。
ちなみに昨年の的中率は3割だった。

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市場ではクレディの先物手口についての考察。

クレディは1月8日から15日までに5日連続で日経先物を買い越し。
12月は3日から11日まで売り越し継続。
18日から27日までも一貫して売り越し。
直近で大きく買い越し基調が続いたのは18年9月13日から10月4日までの14日連続。
「年末年始の急落から基調が持ち直すなかで両社の買いが継続するかは注視したい」との声だ。
 
★日経平均先物の日中手口
 日付     クレディ・スイス      野村
2019/1/15             1510       2013
2019/1/11               852       1917
2019/1/10              1340      2640
2019/1/ 9               1179      1389
2019/1/ 8                675       1245
2019/1/ 7               -265       1906
2019/1/ 4               1546       1467

(櫻井)。
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