来週は軟調展開か
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来週は軟調展開か |
今週は、大幅高となった。週前半は決算を材料とした個別物色が盛り上がった。決算発表一巡後も、半導体株買いが盛り上がったほか、円安がサポートとなったことなどから、日本株の強い基調が崩れなかった。17日は前日の米国株が下落する中でも買いが入り、日経平均は3万円の大台に到達。翌18日に400円を超える大幅上昇となると、19日には2021年9月の高値を上回り、バブル崩壊以降の高値を更新した。
今週の日経平均は5営業日すべてで200円以上の上昇となり、週間では約1420円の上昇。週足では6週連続で陽線を形成した。
東証のPBR革命(資本効率を上げるために投資を促すこと。投資先は自社株にも向かっている面も)、バフェットの日本株推奨、金融緩和策の維持と円安、3期連続最高益予想など材料は揃っています。PERも14倍台半ばであと1000円程度の上げは許容範囲かもしれません。来週も上放れの勢いそのままに株高は続くでしょう。ひとまず3万1000円台に乗せて、その後はスピードが緩んでくる可能性があるだろう。
来週は軟調展開か。日経平均は19日まで7日続伸となり、12日以降の6営業日はすべて3桁の上昇。さすがに高値警戒感が出てきて、17日や19日はプライム市場で値上がりよりも値下がり銘柄の方が多かった。
来週は国内で材料が少ないこともあり、いったん上昇にはブレーキがかかり、クールダウンの週になると予想する。
ただ、今週はハイテクを中心に大型株がすこぶる強く、指数の上昇に乗り切れなかった銘柄も少なくない。日経平均が下げたとしても出遅れ銘柄が見直されやすく、リスク選好ムードの強い地合いが大きく変化することはないと考える。日経平均も3万円を下回るようなら、押し目を待っていた投資家からの買いが期待できる。やや水準を切り下げるも、3万円近辺で値を固める週になると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
31254.61 ボリンジャー:+3σ(13週)
31098.78 ボリンジャー:+3σ(25日)
30980.76 ボリンジャー:+3σ(26週)
30808.35 ★日経平均株価19日終値
30409.00 ボリンジャー:+2σ(25日)
30299.80 ボリンジャー:+2σ(13週)
30055.58 6日移動平均線
29972.60 均衡表転換線(日足)
29905.31 ボリンジャー:+2σ(26週)
29842.99 新値三本足陰転値
29719.22 ボリンジャー:+1σ(25日)
29389.70 均衡表基準線(日足)
29345.00 ボリンジャー:+1σ(13週)
29029.43 25日移動平均線
28935.12 均衡表転換線(週足)
28829.85 ボリンジャー:+1σ(26週)
28390.20 13週移動平均線
28339.65 ボリンジャー:-1σ(25日)
28293.23 均衡表基準線(週足)
28096.76 75日移動平均線
27770.70 均衡表雲上限(日足)
27754.40 26週移動平均線
27687.87 200日移動平均線
27683.86 均衡表雲下限(日足)
2021年9月高値30795.78円を超えて30924.57円まで買われた後、上げ幅をやや縮めてローソク足は陰線で終了した。25日移動平均線との上方乖離率は日経平均で6.13%(昨日5.74%)に拡大したが、TOPIXでは4.54%(昨日4.70%)に縮小して過熱ラインの5%を下回っており、上値余地を残して週末を迎えた。