マザーズ指数は3日続伸も好業績銘柄中心に物色
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【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は3日続伸も好業績銘柄中心に物色 |
東証マザーズ指数は3日続伸した。前日比3.59ポイント高の876.07ポイントだった。
新規の手掛かり材料に欠けるなか、売り買いが交錯し、小幅な値動きに留まった。
前日の米国市場はまちまちだったが、日経平均が反発したことで、マザーズ市場にも朝方から買い戻しの動きが入った。好業績銘柄中心に個別物色の動きとなったが、相場全体を大きく押し上げるまでには至らなかった。
決算前に買い戻しのみられたメルカリがマザーズ指数をけん引したほか、前期営業損益が黒字に浮上したホープや、業績面及び株式分割を発表したイーエムネットジャパンなどがストップ高と買われた。
上昇銘柄数が下落を上回るなど、新興企業市場は強含みの展開となった。
ただ、市場では米中貿易摩擦など不安材料は多い上、直近の下落で評価損益率も少し悪化しており、「全体には、まだ及び腰だ」という。
値上がり銘柄数は158、値下がり銘柄数は130となった。
個別では、ホープ、イーエムネットジャパンがストップ高となった。手間いらず、フォーライフ、ブシロード、ギフトなど5銘柄は年初来高値を更新した。Amazia、ユーザーローカル、チームスピリット、メディア工房、ブランディングテクノロジーが買われた。
一方、ロコンド、ハウテレビジョン、アイペット損害保険が年初来安値を更新した。インパクトホールディングス、リックソフト、アクセルマーク、エリアリンク、ブライトパス・バイオが売られた。