兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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値下がり優勢、個人の持ち高整理
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、個人の持ち高整理
東証グロース市場は 相場全体の地合いの悪化を受け、個人の持ち高整理が加速したとみられる。プライム市場の半導体株がTSMCの決算を経て大きく値を下げたことなども信用評価損益率の悪化につながり、「個人がグロース市場をかき回すパワーは低下している」とされる。制度信用取引には期日があるものの、押せば買いを入れる向きもあり、「ポジション整理にはある程度時間がかかる」。新興市場は当面軟調な展開が続きやすい状況だ。
東証グロース市場とグロースCoreも大きく値を下げた。
東証グロース市場250指数の終値は前日比21.13ポイント(3.20%)安の638.74だった。年初来安値を更新して2023年10月以来、約半年ぶりの安値を付けた。中東の地政学リスクへの警戒感などを背景に日経平均株価が急落し、新興市場でも売りが優勢だった。過度なリスク回避の売りが一服した後場にはグロース指数は下げ幅を縮小したが、米長期金利が高い水準にあるなかで積極的な買いは入りづらかった。
 
グロース市場ではジーエヌアイ、トライト、ウェルスナビが下落した。一方、ラボロAI、弁護士COMが上昇した。
値上がり銘柄数52、値下がり銘柄数489と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではコンヴァノがストップ高。リックソフトなど2銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、データセクション、Laboro.AI、くすりの窓口、エフ・コードが買われた。
 
 一方、エコモットがストップ安。Lib Work、トランスジェニック、ユナイテッド、ジェイフロンティア、サンワカンパニーなど131銘柄は年初来安値を更新。ジェイドグループ、ビザスク、ジーネクスト、キャンバス、ピアズが売られた。
 
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