値下がり優勢、様子見ムード
![]() |
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、様子見ムード
|
東証グロース市場では、FRB高官のタカ派発言を受けて米長期金利が3.8%台まで上昇しており、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株は積極的には手掛けにくい。引き続き、個別材料株に物色が向かっているが、前引け時点で東証マザーズ指数が0.09%安、東証グロース市場Core指数が0.26%安となっている。東証マザーズ指数の前引けは前週末比0.69ポイント(0.09%)安い781.87だった。
バンクオブイが制限値幅の上限(ストップ高水準)まで気配値を切り上げた。ビジョナル、QDレーザ、フロンテオも上昇した。半面、メドレーのほか、モダリス、そーせいなど医療、バイオ関連株の一角が下落した。値上がり銘柄数177、値下がり銘柄数275と、値下がりが優勢だった。
個別では、バンク・オブ・イノベーション、坪田ラボがストップ高。ピクスタ、eWeLLは一時ストップ高と値を飛ばした。霞ヶ関キャピタル、カヤック、VALUENEX、バルテス、オキサイドなど12銘柄は年初来高値を更新。HOUSEI、ファンペップ、Atlas Technologies、CINC、QDレーザが買われた。
一方、ベースフード、THECOO、Institution for a Global Society、POPER、旅工房など7銘柄が年初来安値を更新。モダリス、イーエムネットジャパン、ログリー、プレシジョン・システム・サイエンス、ラクオリア創薬が売られた。