「国債市場はパロディ」
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「国債市場はパロディ」 |
「GSの軟調な決算でダウは5日ぶり反落、テスラの上昇でNASは7日続伸」
火曜のNY株式市場でNYダウは5日ぶりに反落。
ゴールドマン・サックスが6%超の大幅安。
1日の下落率としては昨年1月以来の大きさ。
ゴールドマン・サックスの2022年第4四半期決算は大幅減益。
利益は69%減の11億9000万ドル(1株当たり3.32ドル)。
市場の1株利益予想は5.48ドルだった。
純収入は前年同期比16%減の106億ドル。
ゴールドマンの株価は一時約8%下落。
保険大手トラベラーズも市場予想を下回る四半期利益予想を受けて4.60%安。
一方、テスラが7.43%上昇。
S&P500とNASDAQ総合でもっとも大きい上昇率となりNASDAQは7日続伸。
米国上場の中国企業株は、中国の2022年GDPを嫌気して売りが優勢となった。
JDドットコム(京東商城)は5.72%、百度(バイドゥ)は6.02%下落。
NY連銀製造業業況指数はマイナス32.9に急低下。
受注の急減と雇用の伸びの停滞で2020年5月以来の低水準。
過去5番目の低水準を記録した。
12月はマイナス11.2。
市場予想はマイナス9.0だった。
新規受注は27.5ポイント低下しマイナス31.1。
出荷は27.7ポイント低下のマイナス22.4。
受注残も低下した一方、在庫は上昇した。
雇用は11.2ポイント低下の2.8と2年超ぶりの低水準。
労働時間も短くなった。
一方で支払価格指数は17.5ポイント低下の33.0。
受取価格指数は6.4ポイント低下の18.8。
6カ月先の業況指数は8.0と12月の6.3から上昇。
10年国債利回りは3.549%。
2年国債利回りは4.204%。
日銀がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)を撤廃すれば日本国債利回りが一段と上昇。
為替ヘッジを考慮すると米債よりも魅力的な投資先となる可能性があるとの見方。
「その結果、日本の投資家が米債を売却、または購入を手控える可能性が高まる」という声もある。
ZEW景気期待指数はプラス16.9。
前月のマイナス23.3から大幅に上昇した。
2022年2月以来初めてプラス圏に浮上。
市場予想はマイナス15.0だった。
ドイツ産業連盟(BDI)は今年の国内経済が0.3%のマイナス成長になるとの見通し。
IMFのゲオルギエワ専務理事は「世界の経済成長率は2023年に2.7%程度と一段と減速する。
しかし今年底打ちするだろう」との見方を示した。
「ロシア・ウクライナ間の戦争。
生活費を巡る危機。
数十年ぶりの水準にある金利。
以上を3つの課題とした。
ドル円は128円台前半。
WTI原油先物2月限は前日比0.32ドル(0.4%)高の80.18ドルと8日続伸
SKEW指数は117.39→121.70→120.01。
恐怖と欲望指数は63→65。
火曜のNYダウは391ドル(1.14%)安の33901ドルと5日ぶりに反落。
高値34246ドル、安値33860ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは116.18%(前日126.67%)
NASDAQは15ポイント(0.14%)高の11095ポイントと7日続伸。
高値11145ポイント、安値110247イント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは111.51(前日112.67%)
S&P500は8ポイント(0.20%)安の3990ポ゚イントと5日ぶりに反落。
高値4015ポイント、安値3984ポイント。
サイイコロは7勝5敗。
騰落レシオは111.13%(前日117.14%)。
ダウ輸送株指数は6ポイント(0.04%)安の14357ポイントと続落。
SOX指数は6ポイント(0.24%)高の2807ポイントと7日続伸。
VIX指数は19.36。
3市場合算出来高は111.1億株(前日107.7億株、直近20日平均は108.1億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比110円高の26250円。
ドル建ては大証日中比185円高の26325円。
ドル円は128.13円。
10年国債利回りは3.549%。
2年国債利回りは4.204%。
「水星の逆行が終了」
火曜の日経平均は寄り付き93円高。
終値は316円(△1.23%)高の26138円と3日ぶりに反発。
1月のオプションSQ値は26325円21銭。
終値で下回り3敗。
日足は2日連続で陽線。
大発会で空いた窓26067円→25840円は埋めた。
10日に空けた窓は26034円→26132円。
11日に空けた窓は26316円→26332円。
16日に空けた窓は26090円→25938円。
TOPIXは16.58ポイント(△0.86)高の1902ポイントと3日ぶりに反発。
プライム市場指数は8.53ポイント高の979.21と3日ぶりに反発。
東証マザーズ指数は4.18ポイント(▲0.58%)安の721.65と4日続落。
プライム市場の売買代金は2兆4622億円(前日は2兆5564億円)。
2日連続で3兆円割れ。
値上がり1366銘柄(前日458銘柄)。
値下がり391銘柄(前日1322銘柄)。
新高値19銘柄(前日31銘柄)。
新安値36銘柄(前日79銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは95.49(前日89.43)。
NTレシオは13.74倍(前日13.69倍)。
18日連続で13倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
下向きの25日線(26656円)からは▲1.94%(前日▲3.34%)。
20日連続で下回った。
下向きの75日線は27149円。
20日連続で下回った。
下向きの200日線(27258円)からは▲4.11%(前日▲5.30%)。
19日連続で下回った。
下向きの5日線は26195円。
3日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.546(前日▲10.823%)
買い方▲9.899%(前日▲10.535%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.613%(前日▲5.948%)。
買い方▲27.872% (前日▲27.632%)。
空売り比率は43.9%(前日49.0%。20日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.7%(前日8.8%)。
2日連続で10%割れ。
1月13時点の信用売り残は498億円増の6898億円。
2週連続で増加。
同信用買い残は298億円減の3兆3632億円。
2週ぶりに減少。
信用倍率は4.88倍(前週5.30倍)。
3週ぶりに4倍台。
日経VIは19.15(前日19.77)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.22倍(前日12.10倍)。
前期基準では13.04倍。
EPSは2139円(前日2134円)。
11月15日の過去最高水準は2238円。
225のPBRは1.10倍(前日1.09倍)。
BPSは23762円(前日23690円)。
10年国債利回りは0.500%(前日0.500%)。
一時0.505%まで上昇した場面があった。
0.5%を上回ったのは3日連続。
日経平均の予想益回りは8.18%。
予想配当り利回りは2.39%。
プライム市場の予想PERは13.04倍。
前期基準では13.80倍。
PBRは1.11倍。
プライム市場の予想益回りは7.66%。
配当り利回り加重平均は2.61%。
プライム市場の単純平均は18円高の2358円
プライム市場の売買単価は2311円(前日2242円)。
プライム市場の時価総額は685兆円(前日679兆円)。
ドル建て日経平均は203.26(前日202.29)と5日続伸。
5日連続で200ドル台。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比110円高の26250円。
高値26375円、安値25710円。
火曜の大証先物夜間取引終値は日中比110円高の26250円。
気学では「大安値は底入れとなる」。
木曜は「一方に偏して動く日」。
金曜は「初め安いと後高し」。
ボリンジャーのマイナス1σが25890円。
マイナス2σが25124円。
前年末プラス基準は26094円。
年足陽線基準は25716円。
アノマリー的には「水星の逆行が終了」。
《今日のポイント1月18日》
(1)火曜のNY株式市場でNYダウは5日ぶりに反落。
一方NASDAQは7日続伸。
10年国債利回りは3.549%。
2年国債利回りは4.204%。
ドル円は128円台前半。
SKEW指数は117.39→121.70→120.01。
恐怖と欲望指数は63→65。
(2)ダウ輸送株指数は6ポイント(0.04%)安の14357ポイントと続落。
SOX指数は6ポイント(0.24%)高の2807ポイントと7日続伸。
VIX指数は19.36。
3市場合算出来高は111.1億株(前日107.7億株、直近20日平均は108.1億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比110円高の26250円。
(3)プライム市場の売買代金は2兆4622億円(前日は2兆5564億円)。
2日連続で3兆円割れ。
値上がり1366銘柄(前日458銘柄)。
値下がり391銘柄(前日1322銘柄)。
新高値19銘柄(前日31銘柄)。
新安値36銘柄(前日79銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは95.49(前日89.43)。
NTレシオは13.74倍(前日13.69倍)。
18日連続で13倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
(4)下向きの25日線(26656円)からは▲1.94%(前日▲3.34%)。
20日連続で下回った。
下向きの75日線は27149円。
20日連続で下回った。
下向きの200日線(27258円)からは▲4.11%(前日▲5.30%)。
19日連続で下回った。
下向きの5日線は26195円。
3日連続で下回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.546(前日▲10.823%)
買い方▲9.899%(前日▲10.535%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.613%(前日▲5.948%)。
買い方▲27.872% (前日▲27.632%)。
(6)空売り比率は43.9%(前日49.0%。20日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.7%(前日8.8%)。
2日連続で10%割れ。
1月13時点の信用売り残は498億円増の6898億円。
2週連続で増加。
同信用買い残は298億円減の3兆3632億円。
2週ぶりに減少。
信用倍率は4.88倍(前週5.30倍)。
3週ぶりに4倍台。
日経VIは19.15(前日19.77)。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.22倍(前日12.10倍)。
EPSは2139円(前日2134円)。
11月15日の過去最高水準は2238円。
225のPBRは1.10倍(前日1.09倍)。
BPSは23762円(前日23690円)。
10年国債利回りは0.500%(前日0.500%)。
一時0.505%まで上昇した場面があった。
(8)プライム市場の単純平均は18円高の2358円
プライム市場の時価総額は685兆円(前日679兆円)。
ドル建て日経平均は203.26(前日202.29)と5日続伸。
5日連続で200ドル台。
(9)ボリンジャーのマイナス1σが25890円。
マイナス2σが25124円。
前年末プラス基準は26094円。
年足陽線基準は25716円。
アノマリー的には「水星の逆行が終了」。
今年の曜日別勝敗(1月18日まで)
↓
月曜0勝1敗
火曜2勝0敗
水曜1勝1敗
木曜2勝0敗
金曜1勝1敗
日銀金融政策決定会合が今日まで開催。
前回12月20日の会合ではYCCの10年金利に関して変動幅を従来の0.255%程度から0.5%程度に拡大。
サプライズとなる事実上の利上げを決めた。
1月12日には読売新聞が「日銀は金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する」と伝えた。
警戒感は根強い。
BofAセキュリティーズのリポート。
「基本シナリオは現状維持だが、確信の度合いは低い。
12月会合以降に債券市場の機能度が更に大きく悪化した。
これを踏まえ、日銀がYCCの終了を発表する可能性も十分にあるとみる。
弊社はマイナス金利撤廃の可能性は低いと考えている」とも指摘。
株式市場の見通しとしては「政策据え置きはややポジティブ。
YCC解除の場合、TOPIXは短期的に最大3%下落し、銀行などの金利敏感セクターはアウトパフォームする可能性がある」。
シナリオ
↓
(1)現状維持+短中期金利上昇抑制策の実施
→TOPIXで0.5%までの上昇。
(2)YCCの上限を25bp引き上げ
→TOPIXで1%の低下、生保と銀行株がややアウトパフォーム。
(3)マイナス金利撤廃+「追加利上げ無し」との強力なフォワードガイダンス
→TOPIXで最大1%の低下も、その後戻すと予想。銀行と生損保株がアウトパフォーム。
(4)YCC撤廃
→TOPIXで最大3%の下落。生保と銀行株がアウトパフォーム。
(5)YCC・マイナス金利政策の撤廃
→TOPIXで最大5%の下落。ディフェンシブ銘柄がアウトパフォーム。
その日銀の行動はまるでパロディに映る。
例えば、連日の国債買い入れで今月の購入額は17.1兆円。
必死になって0.5%死守しようとしての売り浴びせに対抗しての買い入れだ。
一方で「国債補完補給」という制度があるとはいえ昨日貸し出した国債は8兆6637億円と1日としては過去最高。
取引対象になる国債はほとんど日銀が保有しているため取引を円滑化するというのが大義名分。
日銀が国債を貸出しないと取引は成り立たない。
金融機関が借りた国債は空売りにも使われ金利上昇要因。
ただ金利上限の0.5%のために日銀は同時に国債を大量に買い入れるという構図。
買いと貸しを別にして考えると見えにくいが、自作自演のパロディみたいなものだ。
それにしても、政府に借金をほとんど中央銀行が引き受けてくれるなら発行も無法図になろう。
どうみても円が買われる理由はないとも言える。
そして・・・。
10年国債利回りが無理やり0.5%に張り付いていると社債市場も混乱する。
部分最適を図って全体支離滅裂という格好に映ってならない。
七十二候では「水泉動(しみずあたたかをふくむ)。
凍っていた泉がとけて、水が少しずつ動き始めるころ。
とはいえ、これから1年でもっとも寒い季節である「大寒」がやってくる。
ただ「目には見えなくても自然界は春に向けて確実に動いている」との解釈だ。
◇━━━ カタリスト━━━◇
カナモト(9678)・・・動兆
建機レンタル国内2位。
北海道を基盤に広域展開。
豪州拠点拡大基調。
連続増配に意欲。
今通期、加えて中計を下方修正。
これ以上は悪くならないと見る。
(兜町カタリスト櫻井)