597円高と大幅続伸 米株高好感
東京株式(前引け)=597円高と大幅続伸 米株高好感

8日午前の日経平均株価は大幅続伸し、前日比597円31銭高の2万8275円52銭で前場を終えた。
米上院で与野党が債務上限の一時拡大で合意し、債務不履行が回避される見通しとなったことが好感された。米国株が上昇するなか、日経平均株価も買い優勢で2万8000円を回復して取引を開始。休場明けの中国・上海株式相場の上昇も追い風に一時、上昇幅は600円を超し2万8300円台まで値を上げる場面があった。海外投資家の買い戻しの動きも観測されている。
米議会上院は7日、連邦政府債務の上限を拡大する法案を賛成多数で可決した。下院も可決し、バイデン大統領が署名すると成立する。12月3日ごろまで資金をやりくりできる見通しで、米国債の債務不履行は当面免れる。東京市場では海外短期筋による株価指数先物の買いが主導して現物株の上昇も強まった。
主力の値がさ株や半導体関連、原油関連、自動車など幅広い銘柄が上昇した。一方、食品株の一角や海運株には売りが出た。
市場からは「目先底入れの感じだ。米国のデフォルトがいったん回避され、連休明けの上海総合指数も堅調で懸念材料が薄れてきた。ただ、短期筋の買い戻しが主体と見られ、ボラティリティ(価格変動率)が高いだけに上下に振らされながら落ち着きどころを探ることになろう」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆7868億円、売買高は7億4594万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1938と、全体の約9割を占めた。値下がりは200、変わらずは45銘柄だった。

業種別株価指数(33業種)は鉱業、輸送用機器、非鉄金属などが上昇。下落は海運業だけだった。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ(SBG)やファーストリテイリングが高く、レーザーテックや東京エレクトロン、村田製作所などハイテク株が高い。キーエンスやソニーグループ、任天堂、リクルート、トヨタが上昇した。
半面、日本郵船、商船三井、川崎汽など海運株が安く、楽天グループ、武田薬品工業やマネックスグループが値を下げた。
東証2部株価指数は前日比61.58ポイント高の7660.82ポイントと3日続伸した。
出来高は9742万株。値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は95となった。
個別ではコメ兵ホールディングス、スーパーバッグ、オリジナル設計、ササクラ、青山財産ネットワークスが年初来高値を更新。ユーピーアール、アートスパークホールディングス、ヒラノテクシード、ウェルス・マネジメント、TVEが買われた。
一方、ツインバード工業、広島電鉄が年初来安値を更新。ニッチツ、FRACTALE、玉井商船、オーベクス、ユタカフーズが売られた。

8日午前の日経平均株価は大幅続伸し、前日比597円31銭高の2万8275円52銭で前場を終えた。
米上院で与野党が債務上限の一時拡大で合意し、債務不履行が回避される見通しとなったことが好感された。米国株が上昇するなか、日経平均株価も買い優勢で2万8000円を回復して取引を開始。休場明けの中国・上海株式相場の上昇も追い風に一時、上昇幅は600円を超し2万8300円台まで値を上げる場面があった。海外投資家の買い戻しの動きも観測されている。
米議会上院は7日、連邦政府債務の上限を拡大する法案を賛成多数で可決した。下院も可決し、バイデン大統領が署名すると成立する。12月3日ごろまで資金をやりくりできる見通しで、米国債の債務不履行は当面免れる。東京市場では海外短期筋による株価指数先物の買いが主導して現物株の上昇も強まった。
主力の値がさ株や半導体関連、原油関連、自動車など幅広い銘柄が上昇した。一方、食品株の一角や海運株には売りが出た。
市場からは「目先底入れの感じだ。米国のデフォルトがいったん回避され、連休明けの上海総合指数も堅調で懸念材料が薄れてきた。ただ、短期筋の買い戻しが主体と見られ、ボラティリティ(価格変動率)が高いだけに上下に振らされながら落ち着きどころを探ることになろう」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆7868億円、売買高は7億4594万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1938と、全体の約9割を占めた。値下がりは200、変わらずは45銘柄だった。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(SBG)やファーストリテイリングが高く、レーザーテックや東京エレクトロン、村田製作所などハイテク株が高い。キーエンスやソニーグループ、任天堂、リクルート、トヨタが上昇した。
半面、日本郵船、商船三井、川崎汽など海運株が安く、楽天グループ、武田薬品工業やマネックスグループが値を下げた。
東証2部株価指数は前日比61.58ポイント高の7660.82ポイントと3日続伸した。
出来高は9742万株。値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は95となった。
個別ではコメ兵ホールディングス、スーパーバッグ、オリジナル設計、ササクラ、青山財産ネットワークスが年初来高値を更新。ユーピーアール、アートスパークホールディングス、ヒラノテクシード、ウェルス・マネジメント、TVEが買われた。
一方、ツインバード工業、広島電鉄が年初来安値を更新。ニッチツ、FRACTALE、玉井商船、オーベクス、ユタカフーズが売られた。