米経済指標は良好も政治的不透明感にドルは小幅安
【為替】米経済指標は良好も政治的不透明感にドルは小幅安
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NY市場に入り発表された米経済指標(3月住宅着工件数、3月住宅建設許可件数、3月鉱工業生産、3月設備稼働率)は全て予想を上回り、更に取引開始前に発表された企業決算は良好でNY株式市場が続伸で始まると、序盤にドルは当日高値107.215円まで上昇した。
ダウは序盤に当日高値を付けたがドル買いは続かず、日米首脳会談では貿易問題も話し合われるとの見方にドルは売られ、中盤には再び107円を割り込んだ。
そして東京市場終盤に付けた当日安値106.870円に迫る106.890円まで下げたあとは揉み合いとなり、最後は前日比-11.5銭の107.025円とかろうじて107円に乗せて引けた。日米首脳会談では通商問題も協議される事から為替市場には警戒感が強く、NY株高がドル高に繋がっていない様だ。目先は日米首脳会談の結果を待つべきではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]